ウィンザーチェアの歴史とその背景を訪ねる旅。
今回は、18世紀の伝統的なウィンザーチェアを忠実守り、現代に伝える職人に話を聞きます。
まずは、腹ごしらえ。伝統を重んじて、イギリスの伝統的な朝食。English Breakfast。
ソーセージにベーコン、エッグ、ビックマッシュルーム、焼きトマト。
今回もアーコールの社長と島崎先生と一緒に訪問します。
日本でも1980年代にNHKがウィンザーチェアの特集をした時に、30分のドキメンタリーで報道されたこともあるメーカー『STWART LINFOD』
まずは、社長STWRATさんにNHKの特集ビデオを見せていただきました。
まさかここで、日本語でいろいろ紹介してもらえるとは・・・。
更に以前、島崎先生が書かれた著書で、STWART LINFODの椅子を紹介していること、数多くの先生のコレクションの1つであることを紹介すると、社長も大変喜ばれていました。
さっそく工場内へ案内いただくと、
ここでは、木材を自分たちで乾燥させ、木取をして製作する、大変古典的な工房。
座面を掘り込む機械はかなりの年代物。
あちらこちらにパーツの型になるモノが壁に飾られている。また、仕口などの工法的なモデルサンプルも並ぶ。
聞けば、近所の小中学生に当たる子供たちがよく工場見学に来るそうで、その時に説明しやすくしているとのこと。
ウィンザーチェアのスポークを製作する作業場。
とてもなじみがある。ダニエルの伊勢原にある工房とほぼ同じ。普通はこの雰囲気を見て懐かしい…っか、ずいぶん古典的だなぁーと思うのだろうけど、自分にとっては同じような工程で、同じ道具や機械が目の前にあることで、やはりダニエルのルーツが英国にあり、そしてその製作工程がいかに伝統に忠実であるかを見つめなおすことができた、良い機会でした。
次に目に入ってきたのは、なんだか壊れてしまった椅子たち。
ここでは、以前に製作した椅子たちを修理・修復をしているのだそうで、『折れてしまったスポークも、欠けてしまったパーツも全て新しく作り直し、新品同様にして戻すのだ』っと自慢げに説明された。
これも、ダニエルが行っている『家具の病院』である。
ますます、共感するところが多い。
一つ一つのパーツが職人が手間と時間、材料を惜しむことなく使い、丁寧に組み上げられていく伝統的なウィンザーチェア。
その昔、ここの周辺(High Wylcome)で製作された椅子は、馬車に乗せられロンドンへと向かったのです。
それを証明する写真がこちら。
荷物のすべてが椅子。椅子。椅子。一日に1000脚近く作る工場もあったとか。
工場の一部にアンティークを集めて、当時を物語るスペースがありました。
こちらもまさに、Chair Museum。
最後に記するのは、ここのメーカーが製作するウィンザーチェアについてですが、もちろん一般的なチェアを多く製作するほか、限定品に特徴がある。
。
例えば、第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた『チャーチル』のチェア。通称『チャーチルチェア』
隠し箱が出てきて、チャーチルが大好きな葉巻が忍ばせてある、といった細工も得意のようだ。
空軍をたたえるチェア。足下がプロペラになり、こちらはコンパスになっていた、
限定品。
他には、ボートの試合で優勝した人に贈る、ボートウィナーズ・ウィンザーチェアなどなど。
その人のために造る、チェアが多いようでした。
http://www.daniel.co.jp
今回は、18世紀の伝統的なウィンザーチェアを忠実守り、現代に伝える職人に話を聞きます。
まずは、腹ごしらえ。伝統を重んじて、イギリスの伝統的な朝食。English Breakfast。
ソーセージにベーコン、エッグ、ビックマッシュルーム、焼きトマト。
今回もアーコールの社長と島崎先生と一緒に訪問します。
日本でも1980年代にNHKがウィンザーチェアの特集をした時に、30分のドキメンタリーで報道されたこともあるメーカー『STWART LINFOD』
まずは、社長STWRATさんにNHKの特集ビデオを見せていただきました。
まさかここで、日本語でいろいろ紹介してもらえるとは・・・。
更に以前、島崎先生が書かれた著書で、STWART LINFODの椅子を紹介していること、数多くの先生のコレクションの1つであることを紹介すると、社長も大変喜ばれていました。
さっそく工場内へ案内いただくと、
ここでは、木材を自分たちで乾燥させ、木取をして製作する、大変古典的な工房。
座面を掘り込む機械はかなりの年代物。
あちらこちらにパーツの型になるモノが壁に飾られている。また、仕口などの工法的なモデルサンプルも並ぶ。
聞けば、近所の小中学生に当たる子供たちがよく工場見学に来るそうで、その時に説明しやすくしているとのこと。
ウィンザーチェアのスポークを製作する作業場。
とてもなじみがある。ダニエルの伊勢原にある工房とほぼ同じ。普通はこの雰囲気を見て懐かしい…っか、ずいぶん古典的だなぁーと思うのだろうけど、自分にとっては同じような工程で、同じ道具や機械が目の前にあることで、やはりダニエルのルーツが英国にあり、そしてその製作工程がいかに伝統に忠実であるかを見つめなおすことができた、良い機会でした。
次に目に入ってきたのは、なんだか壊れてしまった椅子たち。
ここでは、以前に製作した椅子たちを修理・修復をしているのだそうで、『折れてしまったスポークも、欠けてしまったパーツも全て新しく作り直し、新品同様にして戻すのだ』っと自慢げに説明された。
これも、ダニエルが行っている『家具の病院』である。
ますます、共感するところが多い。
一つ一つのパーツが職人が手間と時間、材料を惜しむことなく使い、丁寧に組み上げられていく伝統的なウィンザーチェア。
その昔、ここの周辺(High Wylcome)で製作された椅子は、馬車に乗せられロンドンへと向かったのです。
それを証明する写真がこちら。
荷物のすべてが椅子。椅子。椅子。一日に1000脚近く作る工場もあったとか。
工場の一部にアンティークを集めて、当時を物語るスペースがありました。
こちらもまさに、Chair Museum。
最後に記するのは、ここのメーカーが製作するウィンザーチェアについてですが、もちろん一般的なチェアを多く製作するほか、限定品に特徴がある。
。
例えば、第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた『チャーチル』のチェア。通称『チャーチルチェア』
隠し箱が出てきて、チャーチルが大好きな葉巻が忍ばせてある、といった細工も得意のようだ。
空軍をたたえるチェア。足下がプロペラになり、こちらはコンパスになっていた、
限定品。
他には、ボートの試合で優勝した人に贈る、ボートウィナーズ・ウィンザーチェアなどなど。
その人のために造る、チェアが多いようでした。
http://www.daniel.co.jp
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