牧野肇です。
私の趣味、ギターライフをお届けします。
今回は有名なギターアンプメーカーをご紹介します。
マーシャル【MARSHALL】
マーシャルアンプリフィァーズは、1962年に英国の音響技術者ジム・マーシャルによって創業された、ギターアンプ製造を主な事業とする企業です。このブランドは、ロックミュージックの象徴として広く認識されており、多くの有名なミュージシャンやバンドに愛用されています。マーシャルのアンプは、その豊かな歪み、力強い音量、そして独特のトーンによって、エレクトリックギターのサウンドを形作る上で重要な役割を果たしてきました。本記事では、マーシャルの歴史、主要な製品、そしてその影響力について詳しく見ていきます。
マーシャルの創業と初期の歴史
ジム・マーシャルはもともとドラム奏者であり、ロンドンにある自身の楽器店である「マーシャル・アンド・サンズ」を経営していました。しかし、店に訪れるギタリストたちからの要望に応える形で、自身のブランドのアンプ製造を始めることになります。1962年に最初のマーシャルアンプ「JTM45」が開発されたのです。このアンプは、Fender Bassmanを参考にしつつも、より高いゲイン設定と変更されたトーン回路を備えており、マーシャル特有の音質を生み出していました。
主要な製品とイノベーション
マーシャルの製品ラインナップは、創業以来大きく進化してきました。以下は、特に影響力のあるモデルの一部です。
- JTM45(1962年): マーシャルの第一号アンプで、ブルージーなトーンが特徴です。
- Plexi(1960年代後半): 公式なモデル名ではありませんが、透明なフロントパネル(プレキシグラス製)からこの名前がつきました。この時期のアンプは、ハードロックやヘヴィメタルの音楽に大きな影響を与えました。
- JCM800(1980年代): ヘヴィメタルやハードロックにおける「ザ・マーシャルサウンド」の代名詞とも言えるアンプです。クリアでパワフルな歪みが特徴。
- JCM900(1990年代): JCM800を基にさらに高いゲイン設定が可能になり、多くのモダンロックバンドに採用されました。
マーシャルの文化的影響
マーシャルアンプは、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、スラッシュなど、数多くの伝説的なギタリストに愛用されてきました。これらのミュージシャンは、マーシャルのアンプを通じて自らの音楽的アイデンティティを形成し、ロック音楽の歴史において重要な役割を果たしています。また、マーシャルは音楽業界だけでなく、ファッションやポップカルチャーにおいても象徴的な存在となっており、Tシャツやキャップ、さらには冷蔵庫まで、マーシャルブランドの商品が多岐にわたって展開されています。
結論
マーシャルアンプリフィアーズは、その創業以来、音楽、特にロック音楽の世界において革新と影響力を持続してきました。その歴史は、ただのアンプメーカーを超え、音楽文化全体に対する深い影響を示しています。ジム・マーシャルの遺産は、今日においても世界中のギタリストや音楽ファンに愛され続けており、マーシャルのアンプがこれからも多くの人々にインスピレーションを与え続けることは間違いありません。