義母のこと

昨日は

義母の薬を取りに行く日だった。

診察を受けるので、老人ホームにいる義母を迎えに行く。

1ヶ月ぶりに会う義母は

少し小さくみえる。

1週間前に義母から手紙が届いた。

夜、眠れなくて書いたらしい。

老人ホームの生活が綴られている。

入所している人たちと話が合わないとか、介護士さんへのちょっぴりの不満とか

思うように体が動かないことへの嘆きとか、

眠れない夜は長くて、考えることは不安なことばかりのようだ。

だが、そんな内容は実の娘たちではなく、私宛にくる。

私は翌日、手紙を書いて、今日の新聞と雑誌を持って、老人ホームに届けた。

老人ホームは車で10分ほどの場所にある。

誰もお義母さんのこと忘れていませんよと伝えたかった。面会できないもどかしさ。

病院の待合室も間隔を置いて座って待つ。

その日は血液検査とレントゲンと心電図と検尿とあったものだから、義母は疲れ果てて、病院の検査室のベットで横になって診察を待った。

90歳をこえて、病院は辛いだろうなって思うけれど、病院に来れるだけでも、ある意味、元気なんじゃないだろうかと思った。

検査結果は異常なしだった。

医師は義母に

ヒサさんが感じる辛さは検査の数字には表れないけどね、がんばってるよーと言われた。

義母は不満そうだ。

お腹がきついのが治る薬はありませんか？

注射してください。

点滴でもいいですとか細い声で頼んでいる。

少しでもいいから体動かしてね。

よく噛んで時間かけて食べてね。と医師が言うとできませんって言う義母。

義母はよっぽどきつかったんだろう。

病院の帰りにちょっとだけ我が家に寄ってもらって、お昼ごはんを食べた。

その後、少し横になって休んでいた。

老人ホームの帰宅時間があるので、しぶしぶの義母を車に乗せた。

その日はきつかったんだろう。

私と夫で義母の両脇を支えて歩いた。

迷惑かけてごめんねと言いながら、義母は老人ホームに帰った。

あー

まだ書ききれない思いがあるけど、次回へ