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合宿2日目(^^♪
朝目覚めると朝もやがかかる山が目に飛び込んできた。合宿2日目、どんよりとした雲がマキノを覆っていた。朝食の時間に向けて続々と起床するメンバーたち。どの顔もまだ眠そうだ。
しかしそれも朝食を終えると一変した。今日の練習、そして今回の合宿のメインイベントの発表会を控えた気合いの入った顔へと変わっていた。
9時15分、合宿2日目の練習は開始された。最初は4回生バンド、2回生バンドのsircrets、others、そして1回生バンドの練習だった。この時間、僕はビデオを回すため各練習を覗いた。
4回生バンド。うーむ、さすが。年の功と言ったら怒られそうだが、やはりアカペラに接している時間が長い分要領のいい練習をしている。声の相性がいいのか、技術なのか、コーラスとリード、ベースが気持ちよく交わっている。
続いて2回生バンド。こちらは4回生に比べるとやはり劣るが、それでも初めて合わせる曲でもそれなりに通すことができるようになった。去年の初めの頃と比べると格段に進歩していると感じた。まだまだ伸びる可能性を感じる、とバンドの一員である僕も感じた。
最後に1回生バンド。僕ら自身指導方針が定まらず、1回生に任せっきりになってしまっているが…。いざ聴いてみると…なるほど。練習の仕方に戸惑いはあるにしろ、それなりにうまく回っている。もともと練習熱心な子が多いのでこれからが楽しみである。
そうこうしている間に時は過ぎ、昼食の時間になった。昼食は洋食チックなものであった。束の間の休息をみんな楽しんでいるようだった。
そして13時頃、午後の練習が開始された。
ギャルバンドの八乙女歌子、1回生バンドが最初の練習だ。暇になった2、4回生の男性陣は一部が夜の合宿お疲れ会の買い出しに出かけた。
その後、買い出し組も戻ってきてsircrets、4回生バンド、1、2回生縦割りバンドの練習を経ていよいよ発表会が始まる。発表会が近付くにつれ各々の表情に緊張の色がにじみ出る。キャリアによってそれは程度が異なり、やはり1回生には多くみられた。そんなこんなで発表は幕を開けたのだった。
16時、発表会開始。
①縦割りバンド(真赤な太陽、house of the rising sun)
僕が所属するバンドである。1曲目の真赤な太陽では緊張からか全体の表情が固かった。それも部長のKさんの「はっ!!!!!」というアレンジで和らいだ。2曲目のhouse~はそれなりの出来だったのではないかと思う。振り付けもうまくいったしね。
②縦割りバンド(真赤な太陽、good old a cappella)
とにかく元気がいいのが印象的なバンド。真赤であそこまで激しく動くとは。みんながみんな楽しそうに躍動していて、見ていて楽しい気分になる発表だった。good old a cappellaのМDちゃんのリードも新鮮で印象的であった。
③縦割りバンド(真赤な太陽、stand by me)
他のバンドからメンバーを補充しながら行う形式で行われた。2回生の2人が忙しい中、よくまとめあげたと思う。
④1回生バンド(日曜日よりの使者、September、3月9日)
1回生だけで初めて組んだバンド。各バンド1曲ずつ、計3バンドが披露した。この1回生バンドの練習に関しては上回生はほとんど関わっていない。しかしながら、練習熱心な彼らはこの発表でそれなりに仕上げてきた。将来的に僕ら2回生が抜かされないかが心配である。笑
⑤2回生バンドSircrets&Others(あなただけ見つめてる、White Breath)
2曲とも合宿で初めて合わせた曲。その割になかなかの出来だったところから、この一年の成長を感じることができた。まだまだ荒削りな点は否めなかったが。学祭までにこれを含めてあと2曲、頑張っていこうと思った。
⑥八乙女歌子(Can you celebrate?)
滋賀大唯一のギャルバンド。女声だけのコーラスはやはりよく混ざる。選曲もギャルバンドだからこそ美しく聞こえる感じの曲でいい感じだ。
⑦4回生バンド、フリフリdeチュウ(ウィスキーがお好きでしょ、終わらない世界)
ウィスキーは落ち着いた大人の雰囲気、終わらない世界は力強いパワーを感じる雰囲気と対称的な二曲を見事に表現していた。体調不良の方もいらしたはずなのに…さすがです。
⑧4回生バンド、アカペライダー(ずるい女、LOVE PHANTOM)
4回生男バンド。当初は発表会のプログラムにはなかったのでぶっつけ本番という形に。にもかかわらず…うまかった。ぜひ次曲は男道でもやっていただきたい。笑
そして最後にNくんのピアノリサイタルで発表会は幕を降ろしたのだった。
その後は夕食。今晩のメニューはBBQだ。緊張が解けたのもあってみんなの箸は進む。TのHへの片思い疑惑、Aさんのまやみき、Yさんの水鉄砲襲撃、いろいろなことがあったがこの夕食、僕の中で一番印象的だったのはMYとAKのいるテーブルの食材のなくなる速さだ。やはり2人はすごかった。笑
そんな楽しい夕食が終わって風呂に入ると、いよいよ合宿のもう一つのメインイベント、お疲れ会が始まった。コスプレに始まり、Gくんの誕生日を祝い、回生の壁を越えてみんなで笑い合った。詳しく書くと長くなるので省略するが、あの空間にいた者はきっと誰もが楽しかったと言うだろう。
そんな会も3時頃にはお開きとなり、みんなが疲れて眠った頃、外に出てみた。すると…。
そこにはプラネタリウムのような、いやプラネタリウムよりも広大な星空が広がっていた。星空を見ながら幸せな気分になった2日目の明け方だった。
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第2話「勝負の発表会!」 完
第3話「さらばマキノよ」に続く
合宿2日目(^^♪
朝目覚めると朝もやがかかる山が目に飛び込んできた。合宿2日目、どんよりとした雲がマキノを覆っていた。朝食の時間に向けて続々と起床するメンバーたち。どの顔もまだ眠そうだ。
しかしそれも朝食を終えると一変した。今日の練習、そして今回の合宿のメインイベントの発表会を控えた気合いの入った顔へと変わっていた。
9時15分、合宿2日目の練習は開始された。最初は4回生バンド、2回生バンドのsircrets、others、そして1回生バンドの練習だった。この時間、僕はビデオを回すため各練習を覗いた。
4回生バンド。うーむ、さすが。年の功と言ったら怒られそうだが、やはりアカペラに接している時間が長い分要領のいい練習をしている。声の相性がいいのか、技術なのか、コーラスとリード、ベースが気持ちよく交わっている。
続いて2回生バンド。こちらは4回生に比べるとやはり劣るが、それでも初めて合わせる曲でもそれなりに通すことができるようになった。去年の初めの頃と比べると格段に進歩していると感じた。まだまだ伸びる可能性を感じる、とバンドの一員である僕も感じた。
最後に1回生バンド。僕ら自身指導方針が定まらず、1回生に任せっきりになってしまっているが…。いざ聴いてみると…なるほど。練習の仕方に戸惑いはあるにしろ、それなりにうまく回っている。もともと練習熱心な子が多いのでこれからが楽しみである。
そうこうしている間に時は過ぎ、昼食の時間になった。昼食は洋食チックなものであった。束の間の休息をみんな楽しんでいるようだった。
そして13時頃、午後の練習が開始された。
ギャルバンドの八乙女歌子、1回生バンドが最初の練習だ。暇になった2、4回生の男性陣は一部が夜の合宿お疲れ会の買い出しに出かけた。
その後、買い出し組も戻ってきてsircrets、4回生バンド、1、2回生縦割りバンドの練習を経ていよいよ発表会が始まる。発表会が近付くにつれ各々の表情に緊張の色がにじみ出る。キャリアによってそれは程度が異なり、やはり1回生には多くみられた。そんなこんなで発表は幕を開けたのだった。
16時、発表会開始。
①縦割りバンド(真赤な太陽、house of the rising sun)
僕が所属するバンドである。1曲目の真赤な太陽では緊張からか全体の表情が固かった。それも部長のKさんの「はっ!!!!!」というアレンジで和らいだ。2曲目のhouse~はそれなりの出来だったのではないかと思う。振り付けもうまくいったしね。
②縦割りバンド(真赤な太陽、good old a cappella)
とにかく元気がいいのが印象的なバンド。真赤であそこまで激しく動くとは。みんながみんな楽しそうに躍動していて、見ていて楽しい気分になる発表だった。good old a cappellaのМDちゃんのリードも新鮮で印象的であった。
③縦割りバンド(真赤な太陽、stand by me)
他のバンドからメンバーを補充しながら行う形式で行われた。2回生の2人が忙しい中、よくまとめあげたと思う。
④1回生バンド(日曜日よりの使者、September、3月9日)
1回生だけで初めて組んだバンド。各バンド1曲ずつ、計3バンドが披露した。この1回生バンドの練習に関しては上回生はほとんど関わっていない。しかしながら、練習熱心な彼らはこの発表でそれなりに仕上げてきた。将来的に僕ら2回生が抜かされないかが心配である。笑
⑤2回生バンドSircrets&Others(あなただけ見つめてる、White Breath)
2曲とも合宿で初めて合わせた曲。その割になかなかの出来だったところから、この一年の成長を感じることができた。まだまだ荒削りな点は否めなかったが。学祭までにこれを含めてあと2曲、頑張っていこうと思った。
⑥八乙女歌子(Can you celebrate?)
滋賀大唯一のギャルバンド。女声だけのコーラスはやはりよく混ざる。選曲もギャルバンドだからこそ美しく聞こえる感じの曲でいい感じだ。
⑦4回生バンド、フリフリdeチュウ(ウィスキーがお好きでしょ、終わらない世界)
ウィスキーは落ち着いた大人の雰囲気、終わらない世界は力強いパワーを感じる雰囲気と対称的な二曲を見事に表現していた。体調不良の方もいらしたはずなのに…さすがです。
⑧4回生バンド、アカペライダー(ずるい女、LOVE PHANTOM)
4回生男バンド。当初は発表会のプログラムにはなかったのでぶっつけ本番という形に。にもかかわらず…うまかった。ぜひ次曲は男道でもやっていただきたい。笑
そして最後にNくんのピアノリサイタルで発表会は幕を降ろしたのだった。
その後は夕食。今晩のメニューはBBQだ。緊張が解けたのもあってみんなの箸は進む。TのHへの片思い疑惑、Aさんのまやみき、Yさんの水鉄砲襲撃、いろいろなことがあったがこの夕食、僕の中で一番印象的だったのはMYとAKのいるテーブルの食材のなくなる速さだ。やはり2人はすごかった。笑
そんな楽しい夕食が終わって風呂に入ると、いよいよ合宿のもう一つのメインイベント、お疲れ会が始まった。コスプレに始まり、Gくんの誕生日を祝い、回生の壁を越えてみんなで笑い合った。詳しく書くと長くなるので省略するが、あの空間にいた者はきっと誰もが楽しかったと言うだろう。
そんな会も3時頃にはお開きとなり、みんなが疲れて眠った頃、外に出てみた。すると…。
そこにはプラネタリウムのような、いやプラネタリウムよりも広大な星空が広がっていた。星空を見ながら幸せな気分になった2日目の明け方だった。
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第2話「勝負の発表会!」 完
第3話「さらばマキノよ」に続く
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