DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

言語学と身体改造

 最近の個人的な関心は一方で言語学があるが、もう一方で身体改造にも関心を持っている。言わば、同時並行で(趣味レベルの)研究をしている。
 研究をやっていると、一見まるで別世界のトピックに見える両者が、自分の中ではむしろ不可分な話題に思えている。
 私は原発事故以来、科学不信にになったし、極端に言えば文明不信になったとも言える。科学がいくら発達したところで、世界から戦争がなくなる気配は全くない。むしろ科学が戦争に悪用されているし、科学は戦争目的の利用のために発達したといっても過言ではない。このインターネットさえ、アメリカ国防省がネットワーク状の通信網ARPANETを開発したことに端を発している。なので私は、もはや文明の進歩にほとんど興味はない。むしろ興味があるのは“人間そのものの進歩”である。
 シベリア民族、エスキモー民族、いずれも他に生物が数えるほどしかいないほど過酷な厳寒地帯で暮らしている。そこでは暮らしやすくするための知恵もあるが、人類の耐性、つまり身体能力そのものが(DNAを見る限り)文明世界に生きる我々と異なっている。そういった医学生理学的なアプローチもあるが、私は言語と言う切り口でこの“人類そのもの”の進化に触れたいと思っている。
 身体改造もまた、現在は性癖、ファッションとしてのモディフィケーションではあるが、少なくとも改造者本人の強い欲望が身体改造を生み出している。これは文明の進歩ではなく明確に“人類そのもの”の進化への欲望が見て取れる。
 かくして、どちらも“文明の進歩”に辟易し、“人類そのものの進歩”に興味を抱いた時に出会ったトピックだと思っている。
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