インフルエンサーに惑わされるな

　もちろん一般人が発言の場を持てると言うことは、多様性社会に取って大変大事なこと。とは言え、見識の浅い言葉が無闇に世間で力を持ってしまうのも問題。特定個人の誹謗中傷であったり、ヘイトスピーチであったり。
　とりあえず言えるのは、自分の経験を語る言葉は概ね信じて良く、他者を評価する言葉は概ね惑わされてはいけないものだと考えれば良いと思う。まあ言葉がface to faceでのみ伝わっでいた時代は、表情でそういう言外のニュアンスが伝わっていたが、SNS時代に言外のニュアンスを汲み取る基準を具体的に説明するのは簡単なことではない。リンカーンの言葉が100年残った一方、トランプの言葉が10年残るかどうか判断するためには、近未来だけでなくある程度の遠い未来への想像力も必要だろう。