今回はそのテレビ(およびラジオ)の番組配信の時間が決まっていることを利用して、良い習慣を作る上で大いに役に立つ、と考えている。その話をしてみる。
・テレビ体操(ラジオ体操)
テレビ、ラジオの習慣性が最も分かりやすい例が体操番組。週7日、毎日同じ時間に放送される。ほぼ毎日同じ内容にも関わらず、再放送ではない。出演者が毎日実際にスタジオで同じ体操をやり続けている。
もしこれが再放送だったらどうなるか?視聴者は毎日同じ体操を一所懸命やっているのに、テレビの中は単なる再放送なら白けて続けられる人が激減するだろう。毎日同じ時間に同じことをやることに意義がある。体操番組はネットの配信が全盛の時代に、テレビ、ラジオの価値を端的に示していると思う。高齢化の時代、というか、自分が高齢者になりつつある今、テレビ体操のように「毎日同じことをやっている」番組の重要性が分かってきた気がする。
・外国語講座
スポーツが反復練習が大事なように、勉強でも語学学習は反復、というか、毎日の積み重ねが大事な履修科目だろう。実際、NHKラジオ第二の番組の4割くらいは語学学習番組なのではないか?と思うくらい。
もちろん、今までは日中しか放送してない番組は仕事や学校で聴けないものも多かった(もちろん毎日カセットテープに留守録させていた方も多いだろう)。しかし今はその欠点を見逃し聴き逃し配信で補うことができるようになった。
配信だと忙しければ明日に回す、と言う言い訳で三日坊主になることもある。でも、ためたら負担になるのは分かっているので、配信は配信で毎日この時間に視聴する、と決めれば良い話。個人的には、ロシア語の勉強は、口座の配信を朝一で聴く習慣をつけてから、伸びが出てきている(ような気がする)。
・朝ドラ
これもまた、毎日同じ時間にやってる番組。もちろん朝ドラもまた、本放送の時間には既に出勤している。それでも毎日帰って来てから夜配信で見ることを習慣にしている。
何がいいのか?アルコール量を自制できている人は良いが、生活の乱れで酒の量が増えたりする経験は皆さんあるのではないか?こういう習慣があると、生活の中で他のダメな習慣を圧縮する効果があるのではないか?と思っている。
・積極的に視聴する番組じゃなくても
先ほど述べたように、時計代りのテレビラジオという考え方は、一人暮らしの中で発言した。同居者がいるなら、パートナーに「~する時間だよ」と背中を押してもらえばいいけど、一人暮らしではテレビがその代替、この番組が始まったら、これをする時間、と自分に言い聞かせる(たまにペットに起こしてもらう人がいるが、ペットを飼えないところでは無理)。そのうち、AIペットも出てくるだろうが、それまではテレビが私の相棒。
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