最初は坂田藤十郎。サイズを合わせた雪駄をもっと小さくしてくれと注文。なるほど、色男の役作りのために見栄のためか。リアルのためのこだわり、「自分だったら」ではないと言うのが深い。虚実皮膜論と呼ばれるものですね。
六代目尾上菊五郎。病人を演じるために、手を水で冷やしていた!年齢のサバ読みも芸なのか、すげー。風花ちゃんもすでに精神的に相手の役者を重んじた芝居をやっているとはさすが。確かにお芝居は団体戦ですからね。
後半(金曜日に聞いたけど)、引き続き俳優芸談。風花ちゃんの役者としての悩みに応える芸談。
台本の本当の趣旨を早く見抜きたい。昔は台本は大雑把なもの、現場が大事と言う。再び坂田藤十郎、読み合わせの場では何も言わず、4〜5日稽古して再度聞くと言う。時間をかけて台本を読み込むアプローチ。風花ちゃん、舞台とは別にテレビドラマなどすぐに本番撮影の場の話も。おぉ、魔女の宅急便キタ!
もう一つはボキャブラリ、引出しを増やしたい。再び坂田藤十郎、役者の知識は乞食袋、と言う例えが深い。豆腐の作り方まで勉強するとは。
観察することも大事。愛の表現の観察眼。
最後の芸談。批評を葛根湯の如し、と薬に例えるのはうまい例え。
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