DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

映像の世紀 5/23

 スターリンからプーチンへと続くロシアの現代史。すごすぎて言葉にならない。
 日本では独ソ戦、ロシアでは大祖国戦争と呼ばれる第二次大戦中のロシア、なんと犠牲者は2700万人。第一次大戦とに匹敵する犠牲者が2カ国だけで犠牲になった。何より壮絶だったのがレニングラード包囲戦(通称блокада ленинграда)、1都市だけで約100万人の犠牲者を出したのはもちろん、スターリンは市民に「一歩もひいてはならぬ」と命令、国民の命をなんとも思わない残虐さは背筋が凍る。それを、「尊い犠牲を払って勝利した」と祝うロシアと言う国。もしかして、万が一日本も太平洋戦争で勝っていたら、沖縄戦も広島長崎も美談にして祝ったりしていたのだろうか。勝てば官軍、とか言って、こんなに罪のない国民を犠牲にすることを厭わない強気っぷりを、プーチンは確実に受け継いでいることが語られた。この分だと、劣勢だろうとなんだろうと、ロシアは侵攻を止めることはないだろう。
 いかに大国のプライドと言うものが地球に取って恐怖か、よく分かった。中東、アフリカ、東南アジアなどで小国の紛争はあるが、それらも米露が絡むことが多い。ただ、今回のウクライナ侵攻でアフガニスタン以来再び戦場の表舞台に出てきた。
 独ソ戦の大きな犠牲からも分かる通り、ロシア国民にとっても恐怖だろう。大統領選でプーチンが勝ったら、確実に徴兵制がしかれて総力戦に拡大する。大国のブライドで人生をめちゃめちゃにされるロシアの若者はたまったものではない。ロシアの若者に、次の大統領選でプーチンを落としてくれることだけが一縷の望みだ(その前に、ナワリヌイ陣営が候補者を立てなければならないが)。
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