再び風花ちゃん朗読。いにしえの文学にピッタリな声だなあ。夜の船が空と海の境目がなくなって宇宙のように見える。今の時代はこんな体験はできませんね。想像力も素晴らしい。さすが木下先生、新幹線でも銀河鉄道と想像して乗っていらっしゃるとのこと。
後半、土佐日記は国司夫婦の妻の立場で書かれている、と言う話。都と土佐の両方に後ろ髪のある話。風花ちゃん朗読。母親の、娘が亡くなったことを受け止めきれていない段階。さらに時間が立つと、生きていれば一緒に帰れたのに、と言う叶わぬ願いの気持ちに。さらに朗読、夫は忘れた方が良いと言う。さらに、忘れるのが辛かったけど、今は一度忘れて思い出す、と言う考えに。旅は人の気持ちを癒やすのですね。都に帰ると、庭の松に小松が生まれていた、と言う、亡き娘と重ね合わせて終わります。
なるほど、侍女の立場で書くことで書き手自身が癒やされる、と言う文学なのですね。
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