雪かきについて

　本格的に雪シーズンに入り、町のあちこちで雪かきする光景が見られる。私も最初の冬はスコップを用意した。しかし結局、一度も使うことはなく、そのままゴミに出してしまった。２年目の冬も必要は感じなかったし、今年の冬も雪かきはしないだろう。
　１つは前回も書いた通り、雪かきは車持ちの人がやることだからだ。一軒家で広い玄関や庭があるなら別だが、ワンルームの玄関なんて長靴で蹴って払える程度。みんな駐車場で屋根やフロントガラスに積もった雪、タイヤの周りに積もった雪をかいている。
　しかし、問題は、お年寄りたちが働き盛りの家族がいても、雪かきをやっていることだ。そんなの体力のある若い家族に任せればいいのに、かいているのはお年寄りたちだ、解せない。あるいはお年寄りの独り暮らしなのだろうかそんな人たちに雪かきをさせて放置している行政の姿勢を疑う。
　此れが北国の近所付き合いと言うものだろうか。自分の家のテリトリーだけでなく、周りの道路も雪かきしている。広い通りは自治体が雪かきしてくれるが、住宅街の細い道は、ご近所で、と言うことになるのだろう。そこまでは分かるが、休みの日なのにお年寄り？平日は仕方ない部分もあるが、休日もお年寄りが力仕事は解せない。私なんかは、長靴を履いていれば、公園みたいに雪のかかれていないところを歩いている方が楽しくさえある(まあ道路みたいに路側帯の段差がないから安心して歩いている、と言うのはあるけど)。
　まあ本当の事情を知らないであれこれ詮索するのはよろしくないが、どういう理屈でこうなっているのか、知りたいところではある。