1956年から始まった、欧州放送連合が主催するソングコンテスト。歴代の優勝者で有名になっアーティストは、アバ、セリーヌ・ディオンなどがいる。
・コンテストの形式
参加国からの予選を通過した参加国代表が競う形式。
・参加国はヨーロッパに限らない
参加の出入りが激しいので一定しないが、2018年は43ヶ国。ヨーロッパに限らず、トルコやイスラエルなどアラブ圏も参加。また、ソ連崩壊後、西アジア、中央アジアからも参加国が増加。
・レコード大賞やグラミー賞との違い
レコード大賞やグラミー賞はその国国内の音楽市場に基づくが、ユーロビジョンコンテストは国際的なイベントのため、特定の国の音楽市場に左右されず、純粋に参加各国の投票で決められる。
・音楽のオリンピック?
クラシック系の演奏コンクールを除けば、最も参加国の多い音楽コンテスト。
・「歌」のコンテスト
歌のコンテストと言う性格上、ポップスが強く、ロックは不利(バンドも、6人まで、と言う制限がある)。そんな中、2008年の優勝曲が唯一のヘヴィメタロック(しかもフィンランド唯一の優勝曲)。その意味では、音楽賞よりもプロ歌手によるNHK のど自慢のイメージ。
※アジアにも同様のコンテストはあるが、日本が参加していると言う話は聞かない。
・個人的なコンテストに対する思い
若い頃は一時、英米以外の音楽に触れる(特にフランス)機会としてコミットしたこともあるが、
・日本で音源が売られていない(輸入盤も少ない)
・当時のNHK -FMはシャンソンやカンツォーネをターゲットとした音楽番組があり、非英米の音楽にアプローチするにはそちらの方が便利
・当時のパンクやテクノポップと言った流行から全く縁遠い楽曲が多く、興味をそそられなかった。
・一方、現代になると、ヨーロッパ以外に西アジアや中央アジアの音楽シーンに触れることのできる貴重なチャンス
・流行に左右されていないことで、今聴いても色褪せない良質なポップスが輩出されている
・ビジュアル重視
テレビ放送局の番組として行われるコンテストゆえ、ビジュアルが大事になる。その意味ではヨーロッパの紅白と言っても良い。以前、ヒゲの美人歌手が話題になったが、小林幸子の豪華絢爛衣装のようなもの。
・実は「昭和」は欧州ポップスでできている
昔の優勝曲を聞くと、日本では知られていない楽曲が多いにも関わらず、昭和の雰囲気を感じる。実際、昭和30年代の江利チエミや越路吹雪などの洋楽ポップスブームの色合いにも似ていて、昭和がヨーロッパとつながっていることが分かる。
・英語曲が増えている
コンテスト開始当初は参加国も少なく、オランダ語やフランス語の楽曲が優勝していたが、やはり国際化してきて英語曲が増えているのは否めない。
http://www.eurovision.tv
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