さて岩手県内で公衆浴場料金で営業している未訪問最後の銭湯、洋野町の大谷温泉へ。最後に残るのは超難関。まず鉄道は青森県に入って(奥山かずさ出身の三沢市は通りません)また岩手県に戻る回り道。さらに最寄り駅から10kmあまり、町営バスは1日一本で当てにならない、足で行くしかない。
例によって5時起床。雪はだいぶ減っていると思うが、雨の確率48%が気になる。ガッツリ走るつもりなのであまり厚着はせず、脱ぎ着しやすいよう上は薄手のトレーナー。いわて銀河鉄道は内陸ゆえまだ雪が残るが、三陸海岸に面した洋野町ならもっと積雪は少ないだろう。と言え、万が一を考えてブーツは持っていく(履いているのはランニングシューズ)。それよりも地震が気になる。昨日も二戸で震度4。洋野町は揺れなかったが。走っているときは良いが、列車が運休して帰れなくなるのを一番恐れている。
八戸乗換時間が長いので、ここで腹ごしらえ(早い昼食)。つい青い森鉄道の記念グッズも買ってしまう。途中、本八戸では車窓からは八戸マノンが見える。
鮫の乗換でも途中下車。蕪島行きたかったな、八戸の江ノ島みたいな出島の神社。さらにその先の八戸線が、三陸海岸を一望できる素晴らしい車窓。
さていよいよ種市駅からはランニングモード。やはりランニングシューズは正解、こちらは残雪は非常に少ない。
ネットで航空写真を見たがコースは平坦だと思っていたが、地味にアップダウンのある道のり。町営バスの停留所も高取くらいしかなくて、目印が少ないのは不安だった。それでも時々大谷温泉の案内標識があり、迷わずたどり着く。やはり周辺は集落になっていて、常連はその集落の人たち。
券売機で400円のチケット購入、入口左手の窓口(番台でもフロントでもない、パチンコ景品交換所みたいなヤツ)には出す。浴室は右手、まず待合いスペースがあり、男女別の更衣室へ。
更衣室は広くていいですね。でも乱れ籠、プラスチック籠、ロッカーと、温泉施設と銭湯の中間みたいな感じ。体重計はHOKUTOWだが、見たことないやつ。またまた絞れてる。
浴室、湯道具は無地黄色桶と水色三角形座椅子。島カランは一列、カラン数は右側女湯側から7・6・6・8、これはまごうことなき公衆浴場。昼間なので途中まで独占状態。さすがにペンキ絵はないか。
でも浴槽の温泉、自噴か?湯の出口からボコボコ言ってます。温度も44度くらいあっていい感じ。あとから来た常連さん、左側浴槽のでんき風呂が好きみたい。右側は背中バブル1人分を自分が独占w。
湯上がり、待合いスペースで雪印コーヒー110円。常連さんはここで挨拶、自分もあいさつされたのであいさつを返す。これぞ地方銭湯の醍醐味。さてまた種市駅まで10kmの道のりを帰らないと。
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