


下北半島には六ヶ所村の核廃棄物再処理工場もあるが、肝心の原発を見学せねば。日本原燃のときのように交通機関がなくランでしか行けないとなると、まだまだ暑いが、ここはトントゥビレッジと言う東通村民のために作られた原発そばのPR施設(予約要なのでこちらには立ち寄らない)までバスが来るので、これを利用する。盛岡は始発で来たのに、もう13時半。滞在は1時間半弱、その間に反原発サウンドデモ。
このごにおよんで、政府が原発再稼働を提案してきた。東通は入っていないが、先日接近に挑んだ女川原発は再稼働候補に上がっている。近いうちに女川も再チャレンジしたいが準備中、東通原発前で女川再稼働反対を叫びたい。前の夜にメッセージボード(スケッチブック)にも書いた。
福島第一原発は東北エリアなのに東京電力の管轄だが、さすがにここは東北電力が管轄。しかしすくそばには東京電力も用地を確保してあるらしい。
ここも六ヶ所村の核廃棄物再処理工場並にアクセスが悪く、一度むつ市下北まで北上してさらに東に南下する。ただ、いちおう下北バスが近くまで行ってくれる。それにしても、むつ市はローソンばっかりでセブンやファミマはなかったな。
さて東通村に入り、山の中に突如、役場を中心として立派で新しい建物が集まっている。まさに原発マネーで建てたのがバレバレな建物群。
バスには結構お年寄りが乗っている。地元利用者にしては乗車距離が長い。何かお年寄り向けイベントがあるのだろうか。道は舗装されてはいるが、すれ違う車すらいない、まさに限界集落までやってきた実感。しかし原発5km圏内に人が暮らす集落、これは驚く。
さてトントゥビレッジ到着。バスを降りる人はいなかった。ここには用はない、まずは原発に少しでも近づく。坂を降りると立派なゲート、そうですか、ここからは関係者以外立入禁止ですか。まあ確かにテロリストみたいな連中、原子力技術を盗みだそうとする輩には来てほしくないだろうが、、一般市民も原発に近づくことはできないとはね。私は、テレビや写真ではなく、肉眼で原発の建物を見てみたいのに。
1km先の東通原発、林の向こうでよく見えない。高台に上がり、かろうじて煙突が拝める場所に来て、Bluetoothスピーカーを取り出してプレイ、前半は六ヶ所村のときと似たセレクト、後半ハードコアレイヴにあげてみた。最後はやはりヘンリーマンシーニでしめる。
トントゥビレッジには見学だと係員が付くので時間がない、トイレだけ借りて帰る、もちろん原発関連資料は集めた。こうしてみると、原発は東京電力、東北電力、日本原燃がグルになってやってる感がありありだ。東通原発だけでなく日本原燃の資料もあった。
トントゥの建物を出た頃から雨が強くなってきた。雨宿りしながらバスを待つ。ここはまだ良い、六ヶ所村の停留所で乗換があり、それが1時間待ちってのが一番厄介だ。