DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

私がネット右翼にこだわる理由その2

 あるいはこういう視点もある。すなわち、『イメージは言葉によって築かれる』。どういうことかと言うと、人間は言葉によって初めて思考できる。言葉のないところに思考はできない。ネットにはネット右翼的な言葉遣いの作法が出来上がってしまっており、そのことで他のことを言おうとしていたにもかかわらず、思考が言葉の作法によって巻き取られ、ねじ曲げられている可能性がある。
 人々の私生活の中での不満の対象と言えば、やはり代表的なのは鬱陶しい上司だったり口うるさい姑だったり、あるいは嫌いなクラスメイトだったりする。口語ではそうした上司や姑やクラスメイトへの愚痴る言葉の作法があるが、ネットにはそれがなく(プライベートな名前を出すと逆に知り合いを回り回って相手に伝わってしまう恐れがある)、代わりの言葉が中国人韓国人を叩く言葉である。つまり、中国人韓国人と言う一般名詞は、人によって自分の上司や姑、クラスメイトを暗喩する言葉である可能性がある。
 そして、言葉は言魂を持つ。そうした言葉遣いを日常的に行っていくうちに、本当は縁もゆかりもない中国人韓国人に憎しみを覚えてしまうケースもあるに違いない。特に、ツイッターのように短い言葉に凝縮して言葉に意味を濃縮させると、そうした思考の転倒が起こることは十分に考えられる。
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