DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

イスラエルとパレスチナ

昨日の「映像の世紀」はまさにこの時期にパレスチナとイスラエルの歴史を分かりやすく説明してくれた再放送。なるほど、宗教問題も領土問題も複雑な問題要素の一部に過ぎない、ユダヤ人(イスラエル)もアラブ人(パレスチナ)も、二回の世界大戦のプロセスの中でヨーロッパ(特にイギリスとドイツナチス)に酷い目にあって、もはや民族単位の人間不信になり、それがこじれて際限のない憎しみに突き進むしかなかった歴史。
今でこそネット上で分断を騒いでいるが、イスラエルとパレスチナこそ、人類の分断が究極的に高い密度で渦巻いている。
もともたはイェルサレムと言う、世界宗教の中心であるのに、今や世界で最も呪われた地に思える。信仰や信念に於いて「聖地」はどんな宗教にもあるが、かの地だけは近づくことすら恐ろしい。
その土地を離れることがどんなに悔しいことかは、日本でも自然災害で散り散りになってしまった人々のつらい境遇を見ていて分かる。それでも、憎しみと暴力に取り憑かれたあの土地は、離れることしか解決策が思いつかない。アフリカも帝国主義の犠牲で部族間闘争があとを絶たないが、新しい土地を見つけるくらいしか、私には提案することができない。
例えば、日本がベストな受け入れ先とは全く思わないが(入管も外国人の扱いが酷いし、実習生の名の元に低賃金労働がはびこっているのも事実)、少なくともここではミサイルは降って来ない。ベストでないがベターを選びとる道を探って欲しい。
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