なるほど、現代のアイドルオーディション番組の原点はスター誕生ではなくASAYANなのか。で、K-POPもまたASAYANの影響を受けていると。考えてみれば、オーディション番組が集団系アイドルのベースになってるな。ホリプロタレントスカウトキャラバンみたいなのは最近はあんまり話題にならない感じ。発掘するだけのしたいは終わって、プロデューサーが仕掛ける部分も大きい。集団系アイドルに食指が動かないのは、そこだな。しかし登壇者はむしろテレビ時代のプロデューサーだけでジャッジされるより、ネットで直接ファンの支持を勝ち取っているところが民主的なんだそうだ。私的には、確かに選抜システムとしては民主的だが、デビューしたら大衆に支持されてナンボなのは今も昔も大差ないと思うのだが。
中国でアイドルオーディション番組を禁止した話題。まあ権力者側から見たら、アイドルは民衆の堕落に見えると考えられる。
欧米にもアイドルではないが、オーディション番組はある。
次の登壇者、アカデミックにはやはりジェンダー論は外せないよな。登壇者にとっては2.5次元もアイドル論に包括する。要はアイドルと言う文化が拡張している、と言う話らしい。
女性がアイドルを語る時代、と言うのは気になる。女性がアイドルになりたがる時代と言うのは不思議に思っていた(やはり男性に消費される存在と言うのがあって、ファッションモデルや女子アナとは違う)。もちろん男性側もアイドルになりたい、と言うメンタリティが増えているのは、昭和世代には違和感あるし。
なるほど、フェミニズムの台頭と言う視点か。
もちろん女性が語るアイドルはまだ男性アイドルかメインだが、確かに昭和や平成前半はジャニーズ一択だったのが、EXILE系、K-POP、2.5次元(テニスの王子様など)と多様化してますね。女性アイドルも集団系に限らず、声優とかにも拡張されてはいるが。
逆にアイドル文化がゲームの世界にも大きく影響しているとのこと。
まあなんだかんだ言って、インターネットによる双方向性(「参加型文化」)がオーディション番組台頭、アイドル文化の拡張に間違いなく寄与しているのだろうな。なるほど、ネット視聴だとコンサート会場、ライブハウスより一対一の関係にも近づくと(テレビと違ってネットではコメントを返したりできるし)。
確かに「アイドルは異性を性的に消費している」と言う乱暴な批判は今日でもあるが、やはり簡単には反論のロジックは難しいよね。1つにセルフプロデュース、セルフブランディングと言う積極的な意味付けを登壇者は紹介。しかし、低賃金にもかかわらずSNSによってプライベート時間も「見せる」と言うのは、労働環境の悪さは自分には耐えられないな。
おお、経産省の方も登壇するのか!もちろん、ビジネスとしての観点から。
芸能を芸能人と言うキャラクター(シニフィエ)と音楽、演劇などのコンテンツ(シニフィアン)に分けるのは正しい。やはりアーティストと楽曲は分けて考えないとね。アイドルと言うのは典型的にキャラクター消費がメイン。私はコンテンツ消費もバランスよく。
おお、「成長を見守る」ことがアイドルの価値なのか。これは私には全くない要素。
おお、インターネットの普及は供給過剰で質が下がった、と言う指摘は溜飲。一方、ワールドワイドな人気を獲得できるのもネット時代。なるほど、ネットでバズるのを掬い取ってマスメディア展開する、マスメディアもネットをうまく取り込んできたんだな。
最後は、コロナ時代の新しいビジネススタイルがまだ手探り状態であること。韓国はグローバル展開に成功したが、日本はアニメはグローバルになっても、アイドルはまだまだ。単に韓国の後を追うのではなく、東日本大震災後の癒やしコンテンツとしての「あまちゃん」のような独自な展開があって然るべき、と言うお話で締めくくられました。
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