紅白にはそうした集団アイドルが数多く出演。秋元系だけでなく、K-POP系とか、ジャ○ーズ系とか、アイドルがピンで登場したのは工藤静香か、天童よしみか(爆)。何にせよいまだに紅白は、大人向けも子ども向けも問わず苦手だ。
なるほど、今、宇野常寛の著書を読んでいるが、「体育会系イデオロギー」と言うキーワードは膝ポンだった。みんな好き勝手に生きることを謳歌するどころか、他のメンバーと寸分も狂わぬパフォーマンスを見せるには、相当の自己犠牲が伴うだろう。そんな自己犠牲が「大切な人のため」と言う冠詞をつけて美化される。僕には「欲しがりません勝つまでは」と大して変わらない。
夢とか希望とか言ったキーワードに拒否反応を示さざるを得ないのも、個人の自由どころか、むしろその逆で、巧妙なイデオロギーの刷り込みなんだと気付かされる。夢や希望が「習近平みたいな独裁者になりたい」とか言ったら確実に周りは大騒ぎするだろうに。と言うか、こういうイデオロギーキャンペーンをやってる連中がまさに独裁者志向を巧妙に現実化しようとしている。オリンピックの話もカビが生えたネタだが、オリンピアンなんてほとんどが宗教二世ならぬ「スポ根二世」ばかりでおっかない。
戦前を感じると言うか、当然紅白は昔からずっとある伝統番組だから、その意味では昭和からずっと戦前だったのかもしれない。
今季の朝ドラも、さわやかでかなりの良い作品だとは思うが、やっぱり大学生時代、航空学校時代の体育会系ノリは自分にはしんどかった。どうか乗る飛行機が(いや、飛行機自体、SDGs的に問題のある乗り物だ)旅客機から戦闘機に変わらないことを祈るのみ(12月のバタフライエフェクトで女性戦闘機飛行士の英雄の話があった)。鎌倉殿では家臣をを片っ端から殺した人間が主人公でしかも好評だった。もうこれ(国民感情)は戦前以外の何者でもないだろ。軍事費増額なんて、そういう戦前の帰結なのであって、その前から厳しく世論を批判すべきだった。
と言うことで、来年に希望なんてなんにもないし、目標よりも自由にやるだけ。
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