DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

つれづれと3題

・イスラエルの苛烈さ
10/6のNHKスペシャル。10/7,でガザ地区侵攻1年。イスラエルの暴挙の原因は一部の極右勢力の力だけかと思っていたが、国民の大半が戦争遂行を強く後押ししていることが分かり、戦慄する。あの強烈な憎悪の感情を目の前にして、どうやったら説得できるのか、皆目見当がつかない。
もちろん、ユダヤ教信者にとっての祖国と言う意味はあるが、彼らには他の土地で厳しい差別を受け、ここを離れる訳には行かない(それはパレスチナ人も同じだ)のだが、なんと言ってもホロコーストの経験が大きい。民間人まで抹殺する「民族浄化」の最も苛烈な経験。
とは言え、そのホロコーストをやったのはナチスだ。ハマスもテロ行為はしているが、ナチスほどではない。なのに、イスラエルからの民族浄化の相手がアラブ民族と言うのは、あまりにも捻れた思考だ。彼らの怒りに、怒りを返しても何も変わるとは思えない。彼らを説得するなら、このねじれを直視してもらえるようにするしかない。

・袴田巌さんの姉
10/5のEテレ、袴田巌さんの出所後の生活を追うドキュメンタリー。巌さんの姉の生き様に強く感銘を受ける。なんというか、弟の無罪勝ち取りのために身を削る努力をしてきたというのに、悲しい表情など見せず、無罪勝ち取りまで諦めず、ずっと前向きに生きてきた生き様が素晴らしかった。「私は何も苦労はしていない。苦労しているのは弟だ」と言い切れる姿勢がカッコイイ。やはり、ひとたびリングに上ったら、逃げ場のない打ち合いをするボクサーの姉の強い覚悟と言うか、そういう魂の強さが強烈に印象に残った。

・ネット動画とテレビは違う
一人暮らしをしていると、テレビはもはや生活のルーチンに強くビルトインされた。単なる娯楽でも情報収集手段でもない、時間管理のための家電、という感じ。
例えばテレビ体操、毎日同じ時間、同じ内容。なのに週七日。毎日やってる、しかも再放送ではなく毎回収録。一番分かりやすい、テレビと配信動画の違い。
自分にとっては餌ドラも同じ。面白いつまらないの感覚を越えて、毎日歯を磨いたりヒゲを剃ったりするような、一日の生活のルーチンの1部。こういうルーチンは、何か覚悟を決めた時でもない限り、滅多に変えてはいけないものだと思っている。
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