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DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

三陸鉄道・特別運行「震災学習列車」で行く 今だから現在を感じる三陸。



 今年は3.11が土曜日。イベント企画に参加するなら今年しかない。と言うことで参加を申し込んた。いつもよりちょっと早い起床で盛岡へ向かう。盛岡駅では蒸気機関車がお出迎え。

 天気に恵まれた、盛岡駅西口8:00集合、県北バスが待っている。ツアーなので席は指定か。やはりご年配が多いな、若者の乗るバスはスキーツアーバス(笑)。単身参加、たまにご夫婦と言う感じ、オイラみたいなプチ活動家みたいなのはいなそうだ。
 バスは東北自動車道でもなく、106急行バスの路線でもなくてきたばかりの縦貫道を行く、ちょっとトンネルが多くて景色がつまらないが、これが宮古への最短コース。

 道の駅やまびこ館、20分の休憩、定期高速バスでも休憩所なので、特に珍しいものもなくただ、人が住んでなさそうなので、爆音出すには良さげだな。

 道の駅たろう、宮古市田老地区、被災地域に野球場ができていた。その道の駅から語り部ガイドが同乗。
 すでに昭和8年の津波で防潮堤はあったそうだが、3.11ではそれを超えたそう。
 さてここで震災遺構、たろう観光ホテルを見学、ここで見せられた映像、まだ静かな海からの撮影にリアル感があった(この静けさで、家に忘れ物を取りに戻って亡くなった人も多い)。静かな街に近づいてくる津波が来る光景は、テレビの映像とは違うリアリティ。なんか防災訓練のヘリコプターで語り部の声が聞こえない。ここはめんこいテレビの取材クルー、今回はインタビューされなかった(されなかったのかょw)
 田老地区は内陸の佐羽根地区に銭湯めぐりでいったことがあり、そこへは引っ越さないのか、と添乗員に質問したが、それでしっかり内陸部を買い漁る業者もいて、一気に値上りしたりするそうだ(陸前高田の話だが)。この道の駅は震災復興のために、内陸からあえてここに移ったそうだ。

 道の駅たのはたでトイレ休憩。お土産はピンと来るものなし。5億円の金塊の展示が笑えた。

 ホテル羅賀荘で昼食、ここ、お風呂も興味あるんだけどな(笑、てか、15時にならないと入れないのはなんとも)。ここも3階まで津波が来たそう。食堂からの眺めは絶品、ここは段丘が素晴らしい。食事は、海鮮物刺身と味噌汁が美味しかった、あと、デザートのたのはたアイスがうまい。やはり地産地消の乳製品はうまい。海辺の町だが、酪農でも有名な町である。

 田野畑駅、いちおう有人駅なんだな。ここから三陸鉄道に乗車、陸中野田まで北上する。

 三陸鉄道震災学習列車、ツアー貸切1両編成。これはなかなか乗れない。
 普代村、なん日本で唯一コンビニのない村!
 やはりこの区間は、ガイドさんが三陸鉄道(元)社員であること。震災当日の行動の話が実にリアル、1週間で田老・宮古間を会通させた経緯がよく分かった。12:46は社内で黙祷。

 陸中野田駅から、バスでは野田村の職員さんがガイド。野田村復興ガイド、今度は村の産業の復興、暮らしの復興の講話。やはり生の声は知見が多い。仮設住宅ではなく、これからの人生まで考えた街の復興の話は敬服することしきり。要するに、災害の状況を見聞きして終わりではなく、さまざまな視点から防災を考える糸口を学ぶ機会として、非常に有意義な時間であった。野田村と言う街の空気を感じて考える学びであった。

 道の駅くじ、最後のトイレ休憩。
 なんだ、テレビカメラの番組は放送しても平日夕方じゃ見れないな。

 二戸駅到着、後はIGRで盛岡駅まで。
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