・と言う訳で「戦艦ポチョムキンБроненосец Потёмкин」をDVD鑑賞。やはり歴史的映画作品、ノートPCのショボい画面で観ても十分感動する。とても100年前の映画とは思えない、サイレントであるがゆえの途方もないほどの画面の躍動感。ロシア革命と言う史実を描いている。と言うこともあるだろうが、私にはどれだけCGなどの優れた映像技術が現れても、いまだにこの映画の圧倒的な迫力を超えた作品は出てきていないと思うし、今後も出てくることはないだろうと思う(金のかかったハリウッド映画をパームトップのモバイル機器で鑑賞して感動できると思う?)。
・昨日のNHKの成人の日討論番組が高橋みなみのニュースとしてミクシィニュースになっていたのは苦笑したが、それはともかく、大人を全く信じていない、と言うのはたぶん今の時代に限ったことではない。ただ、世代のギャップと言うのはきっといつの時代もあったはずなのに、やはり生きてきた時間の中での変化が一番実感としてある。例えば、昭和の時代は戦争なんてまっぴらごめん、とほぼ国民全員が思っていたのに、今や自衛隊の海外派兵=集団的自衛権が容認されそうな勢い。それにしても、僕がまだ小学生低学年の頃には人類は月着陸を成功させているのに、いまだに宇宙旅行は実現していない。その一方、インターネット革命は仕組みのシンプル以上に人類の姿を大きく変えてしまった、と言う恐怖感。
・で、その隔世の感を分かりやすく説明してくれたのが白井聡氏の記事(こないだリンク切れしちゃって紹介できない、と書いた件だが、幸い先月号の現代思想で似たような記事を寄稿していた)。なるほど、日本の敗戦処理が根本的におかしかった、と言うのは明文化されなかったが薄々気づいていて(だいたい昭和天皇が戦争責任取ってない訳で)、やっと明確に意識できたスッキリ感。僕のDon't Trust Over 30の信条もまさにそこから来てる。だからバブルどころか、昭和の高度経済成長すら僕にはバッサリ切り捨てる対象。
・もう1つ、若者のネット依存を友だちからの承認欲求で説明した記事があった。個人的には他者から承認されることへの欲求は現実世界に比べてネットではメチャメチャ弱いので実感ができず頭だけの理解だが、なんか友だちがすべてで、特定の異性でもなく、ましてや諸外国からの批判には聞く耳持たずなのはなんでなんだろうな、と思う。と言うか、ネットでの“つながり”と言うものが家族でもなく世界中の全ての人でもなく、特定の狭い友人関係だけを“つなげる”ように設計されてしまったのはなぜなんだろう、と思う。僕は“世界中の全ての人とつながりたい”からネットに参加してるつもりなんだけど。
とりとめがなくなってしまったが、今日はこんなところで。
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