DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

おしゃべりな古典教室 10/24

 本日のテーマは田辺聖子さん。2回目かな。「ジョゼと虎と魚たち」について。関西弁を話す男女が主人公。車いすの少女を助けて恋愛が始まるストーリー。ひとりの女性のさまざまな属性を描くところが田辺聖子の作品の特徴。常夫の受け入れる力が頼もしいですね。
 動物園に行くシーン。ジョゼのセリフがなんてロマンチック!風花ちゃんもめちゃくちゃ共感。その裏の抱えてきた絶望も実にリアル。ラストシーンがハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、奥の深さがあるなあ。バリアフリーも多様性も叫ばれていない時代に障害者との恋愛を描く先見性がすごいですね。
 そして、田辺さんが時代を先取りてきたのは、古典に精通していたから、と言う木下先生の説は後半で。EDは星野源。

 後半、田辺聖子と古典。おや、宿題が風花ちゃんに出ていたのですか。「小倉百人一首」の田辺さん解説本を読んで来ること。素直にはなれないけど、可愛さが滲み出ている現代語訳。
 源氏物語も訳されていますが、その時気をつけていたことのインタビュー。古典は古典としてしっかり語りつつ、今の若い子たちに惹きつけることに心を砕いたことがよく分かるインタビュー。
 小説は文字の芸術だから、美しくないとダメ、なるほど。言葉遣いで受け入れる懐の深さが出るのですね。
 最後に「文車日記」。この番組も、ラジオバージョンの古典紹介でありたい、とのことでした。
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