酔いどれ女子の徒然日記

読んだ本とかゲームのことを綴ってます

読了 パーフェクト・クォーツ(北の水晶&碧き鮫)

2020-12-20 09:18:19 | 買った本/読んだ本
パーフェクト・クォーツは北の水晶と碧き鮫の2部構成で、
北の水晶は葉山メイン、碧き鮫は坂下メインです

朝鮮半島がらみのニュースを思い出しながら一気に読みました
あの事件の裏にはそんなことがあったのか!と本気で思わせる
筆力に脱帽
作者の前職を思えばさもありなん、とはいえ、同じ職業に携わった
人がみんな同じように物語を綴れるのかと言えばそんなことは
ないので、そこはやっぱり筆者の力なんだと思います

この物語は、先への興味を残したまま終わりました

作者は今も変わらず物語を書き綴っているとのこと
あの事件から、半島情勢も大きく変わり、日本との関係もまた
変わりつつあるように思えます
そんな現在を、筆者はどのように分析し、物語を書き綴っているのか
興味は尽きません
どうかこの本が多くの読者に行き渡り、そのことが作者の
「続きを公開しよう」とする原動力となることを、心から祈ってます



と、ちょっとお堅く書いてみましたがここからは萌え語り

五條作品全般にいえるのですが、扱っているテーマは重くて堅いのに、
ちゃんとエンタテインメントに仕上がっているのは、やっぱり
キャラクターの作り込みがちゃんと出来ていてそれぞれに魅力的
だからなんだと思うのです

特に今回、碧き鮫の葉山から坂下へのメールがかわいくて、
直接のやりとりは全然無いのにすごく萌えました
あと、ここぞと言うときに葉山から携帯に連絡が入るのに笑う
なんかセンサーでもついてんのか?
坂下は坂下で、葉山が近くにいないと女遊びも楽しくないみたいですね
普段の地の文のやりとりではいつもツンケンしていますが、欄外では
とても信頼し合っているんだろうなぁ、とほのぼの

一方、北の水晶ではエディの葉山に対する独占欲が爆発していて、
ちょっと怖いくらいでしたよ
これは腐って無くても腐るでしょう!

シリーズ通して、自分自身の魅力や価値をこれっぽちも信じて
いない葉山と、彼を取り巻く男たちの掛け合いが大変萌えます
葉山はねぇ、パパへのこだわりが強すぎなんですよ
どういう形にせよ、パパへのこだわりを昇華できたときには
大きく化けるのだと思います
今は手のひらの上で転がされているエディのことも、簡単に
転がせるかもしれない
まぁ、違う意味でエディは葉山に転がされてますけどね!

とにかく、どのように化けるのか

葉山が大化けすることを、エディも坂下も、そしてサーシャも望んで
いるのでしょうが、その方向性は三者三様
特にエディとサーシャは利害が対立している(ように見える)から、
いずれは葉山の取り合いになるのでしょうね

私としては、サーシャには亮司くんがいるんだから、おとなしく
していて欲しいものですが

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