本日の『あいのり』について・・・。

基本的に好きな番組ではあるんだけど、本日分の放送にはちょっち思うところがある。

エチオピアの孤児院に立ち寄り、そこでとある少年に出会う。その少年はメンバーの一人に生き別れた姉の面影を見る。メンバーは事情を知ってその子の姉を探しに東京－青森間くらい離れた村へ少年を連れていく。探した甲斐あって少年の姉が見つかり涙のご対面。で番組終了。

以上の流れだった。
TVだからできたし少年の姉が生きていたから良かったねってことになったと思うと、彼らは軽率すぎてはいないだろうかと思う。
もしTV番組でなかったら、もし自分ひとりの旅だったらと考えるととてもじゃないけどあんな判断はできない。
会わせてあげたいのは誰でも一緒。でも姉が生きているのかも、かすかな記憶にある実家は詳しい場所もわからない。こんな状態で連れて行ったはいいがもし姉に会えなかった時最後まで面倒を見ることができるのか、アフターケアできるのか？と思ってしまう。そして会えたとしてアフリカで一番経済状態の悪いと言われているエチオピアのこの家族は再開後にもう一人分のくいぶちを維持できるのか？そして出来ないときはどうなるのか？と考えなきゃいけないことは山のようにあるはずなのに、会わせてあげたいという感情だけで責任を果たせているのか？と考えてしまう。
その場だけの付け焼刃な感じがしてしまってしょうがない。けっして彼らはいいことをしていないと思うし、悪く言えば少年の人生を弄んでいると思う。彼はこの経験によって人生が一変してしまうだろーから。
そして、孤児院にいた他の孤児たちは一体どんな思いでその少年を送り出したんだろう？

本日の『あいのり』には感動とかっていうか視聴率稼ぎのいやらしさを感じてしまったのはあちしだけでござろーか？


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