どぶろく密造 |
どぶろく密造。

後ろめたいことしているみたいで、ちょっとわくわくしませんか。
どんどん麹を作れるということがわかったので、どぶろくを作ってみました。
最近日本酒がおいしいと思うようになって、寝しなに100ccほど飲んでいます。
自分で作れるどぶろくが、どの程度おいしいのでしょうか。
副産物の酒粕がとれるのも楽しみ。

作り方は至って簡単で、硬めに炊いた(ふつうお米2合を炊く水加減)お米3合に、水800cc、麹200g、それぞれ小さじ半分づつのイーストとヨーグルトを加えて、ラップをかぶせて寝かせるだけのこと。
炊き上がったごはんが熱いうちに冷水を加え、ほかの材料をあわせます。
発泡スチロールの箱に入れて保温。
みあの寝室がいちばん日当りがよいので、その窓際に置きました。
一日に一度木べらで混ぜて四日目に完成。
低温でゆっくり発酵させるのがいいそうです。
また今回も、バスマティライスを使いました。
浸水させたお米を蒸すのがほんとうですが、ずぼらなわたしは、少ない水で炊きました。
蒸すよりよっぽどラクですよー。

材料を合わせた時点では、お米ばかりの状態でこれでお酒になるものか、という感じなんですが、仕込んで翌日見てみれば、もうかなり発酵が進んでおり、でんぷんが糖に分解されていて、かなり水っぽくゆるんでいます。

さらに二日目にはお酒らしい薫りを醸しており、味見をしてみれば、もうアルコールらしい味。
いくらか酸味あり。
かき混ぜると、発酵したアワがぷちぷちとはぜて、いい香り。

三日目。
二日目に比べ、さらに濃度が薄くなっているよう。
味見すれば、つーんとした味。
まろやかさがないので、自家製甘酒けのもとを、大さじ3杯ほど混ぜてみる。

四日目。
ぶくぶくという発酵は落ち着いて、味に丸みができたよう。
細かい網目のざるで、酒粕と液体に分けました。
ほんとうは、さらしに受けて、酒粕をしぼるのがいいようですが、これは怠慢なわたしの選択。
酒粕も、甘酒や糟汁としての用途を楽しみにしているので、これでいいということに。
できあがった”どぶろく”は市販の日本酒よりも酸味があり、原始的な味。
甘酒を入れたのに、辛口。
バスマティライスではなくて、もち米や日本種のお米ならまた味が違うでしょう。
味見をしていたら、ちょっとくらくらしてきたので、お酒になっているのは間違いありません。

近代文明を離れて、原始的な方法でお酒を造るところへ行くドキュメンタリー番組では、その地でとれる作物を発酵させた白い液体の入っている容器をまわし飲みしている場面にでくわします。
レポーターが困った顔で味見するのを見るとき、わたしの興味はそこに集中するのです。
この”どぶろく”はそういう類の味なのかなあ、と思います。
米から麹を作る過程に漂う薫りは、”糀”の字のごとく、ほんとうに米に花が咲くようにふうわりとしたいい香りで、それに酔うように思いましたが、どぶろくが発酵する箱のなかに充満する薫りには、もっとすばらしい。
酒精と呼ぶのでしょうか。
発酵の様子を見るために箱を開けるたびに、それを嗅ぐのも楽しみでした。

バスマティライスを使ってしまいたいがために、この種を使ったのですが、やはり日本の米とはお酒の出来が違うでしょう。
日本の米でもどぶろくを作ってみるつもりです。
わたしがこどものころに昇天した父方の祖父はお酒の好きなひとでした。
若いころから晩年まで、日本酒を欠かしたことがなかったようです。
戦争中に祖母や父らが食に困っているときにも、酒を所望していて、そんな祖父に父はうんざりしていたと何度も聞きました。
祖父がこどもだった父をたった一合の酒を買いにやり、父は暗い時刻に墓地に近いところを走ったのが恐かったという話も忘れられません。
若い頃の祖父はハンサムで、呉服屋の番頭をしていて、彼を名指しでやってくる女性客も多くて、祖母はそんなことで泣かされてもいたようですが、わたしの記憶にある祖父は、奥の座敷の掘り炬燵にちょこねんと座っていて、祖母がいないと日が経たないといった感じの好々爺です。
あとで読んだ江戸や明治の時代の話では、呉服屋の番頭というのも人気商売で、どこそこの誰がすてきだから、という目的で通う女性客も多く、いくらか色気のただよう場所だったようです。
アメリカ大陸のまんなかで”どぶろく”を作っているわたしを、祖父が天国から見ていたら、さぞびっくりするのではないかと思います。

追記。
できたばかりの酒粕と甘酒のもとを半々に、甘酒を試飲。
お茶碗にそれぞれを加えて、水でゆるめて電子レンジで熱くなるまで加熱し、少々の塩としょうがを加える作り方。
おいしいけれど、お米の硬い粒が気になります。
火にかければ煮えてやわらかくなるでしょうが、風味を損ねるのではないかと心配。
このまま冷蔵すれば、ゆっくりと発酵が進んで硬い米がやわらかくなるでしょうか。



後ろめたいことしているみたいで、ちょっとわくわくしませんか。
どんどん麹を作れるということがわかったので、どぶろくを作ってみました。
最近日本酒がおいしいと思うようになって、寝しなに100ccほど飲んでいます。
自分で作れるどぶろくが、どの程度おいしいのでしょうか。
副産物の酒粕がとれるのも楽しみ。

作り方は至って簡単で、硬めに炊いた(ふつうお米2合を炊く水加減)お米3合に、水800cc、麹200g、それぞれ小さじ半分づつのイーストとヨーグルトを加えて、ラップをかぶせて寝かせるだけのこと。
炊き上がったごはんが熱いうちに冷水を加え、ほかの材料をあわせます。
発泡スチロールの箱に入れて保温。
みあの寝室がいちばん日当りがよいので、その窓際に置きました。
一日に一度木べらで混ぜて四日目に完成。
低温でゆっくり発酵させるのがいいそうです。
また今回も、バスマティライスを使いました。
浸水させたお米を蒸すのがほんとうですが、ずぼらなわたしは、少ない水で炊きました。
蒸すよりよっぽどラクですよー。

材料を合わせた時点では、お米ばかりの状態でこれでお酒になるものか、という感じなんですが、仕込んで翌日見てみれば、もうかなり発酵が進んでおり、でんぷんが糖に分解されていて、かなり水っぽくゆるんでいます。

さらに二日目にはお酒らしい薫りを醸しており、味見をしてみれば、もうアルコールらしい味。
いくらか酸味あり。
かき混ぜると、発酵したアワがぷちぷちとはぜて、いい香り。

三日目。
二日目に比べ、さらに濃度が薄くなっているよう。
味見すれば、つーんとした味。
まろやかさがないので、自家製甘酒けのもとを、大さじ3杯ほど混ぜてみる。

四日目。
ぶくぶくという発酵は落ち着いて、味に丸みができたよう。
細かい網目のざるで、酒粕と液体に分けました。
ほんとうは、さらしに受けて、酒粕をしぼるのがいいようですが、これは怠慢なわたしの選択。
酒粕も、甘酒や糟汁としての用途を楽しみにしているので、これでいいということに。
できあがった”どぶろく”は市販の日本酒よりも酸味があり、原始的な味。
甘酒を入れたのに、辛口。
バスマティライスではなくて、もち米や日本種のお米ならまた味が違うでしょう。
味見をしていたら、ちょっとくらくらしてきたので、お酒になっているのは間違いありません。

近代文明を離れて、原始的な方法でお酒を造るところへ行くドキュメンタリー番組では、その地でとれる作物を発酵させた白い液体の入っている容器をまわし飲みしている場面にでくわします。
レポーターが困った顔で味見するのを見るとき、わたしの興味はそこに集中するのです。
この”どぶろく”はそういう類の味なのかなあ、と思います。
米から麹を作る過程に漂う薫りは、”糀”の字のごとく、ほんとうに米に花が咲くようにふうわりとしたいい香りで、それに酔うように思いましたが、どぶろくが発酵する箱のなかに充満する薫りには、もっとすばらしい。
酒精と呼ぶのでしょうか。
発酵の様子を見るために箱を開けるたびに、それを嗅ぐのも楽しみでした。

バスマティライスを使ってしまいたいがために、この種を使ったのですが、やはり日本の米とはお酒の出来が違うでしょう。
日本の米でもどぶろくを作ってみるつもりです。
わたしがこどものころに昇天した父方の祖父はお酒の好きなひとでした。
若いころから晩年まで、日本酒を欠かしたことがなかったようです。
戦争中に祖母や父らが食に困っているときにも、酒を所望していて、そんな祖父に父はうんざりしていたと何度も聞きました。
祖父がこどもだった父をたった一合の酒を買いにやり、父は暗い時刻に墓地に近いところを走ったのが恐かったという話も忘れられません。
若い頃の祖父はハンサムで、呉服屋の番頭をしていて、彼を名指しでやってくる女性客も多くて、祖母はそんなことで泣かされてもいたようですが、わたしの記憶にある祖父は、奥の座敷の掘り炬燵にちょこねんと座っていて、祖母がいないと日が経たないといった感じの好々爺です。
あとで読んだ江戸や明治の時代の話では、呉服屋の番頭というのも人気商売で、どこそこの誰がすてきだから、という目的で通う女性客も多く、いくらか色気のただよう場所だったようです。
アメリカ大陸のまんなかで”どぶろく”を作っているわたしを、祖父が天国から見ていたら、さぞびっくりするのではないかと思います。

追記。
できたばかりの酒粕と甘酒のもとを半々に、甘酒を試飲。
お茶碗にそれぞれを加えて、水でゆるめて電子レンジで熱くなるまで加熱し、少々の塩としょうがを加える作り方。
おいしいけれど、お米の硬い粒が気になります。
火にかければ煮えてやわらかくなるでしょうが、風味を損ねるのではないかと心配。
このまま冷蔵すれば、ゆっくりと発酵が進んで硬い米がやわらかくなるでしょうか。


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タイトル : 初味噌、初どぶろく♪
糀の出来上がった翌日、早速お味噌を仕込んでみました。 ブログ仲間さんには手作り味噌の先輩がたくさんいらっしゃるので、色々参考にして、 大豆(カナダ産) 300g 糀 450g 塩(Maldon Sea Salt) 150g と言う分量で。 少量なので思ったより簡単でした。 大豆は一晩たっぷりのお水に浸した後、圧力鍋でやわらかく煮て、フードプロセッサーでつぶしました。 大豆のペーストが人肌まで冷めたら、お塩と糀を混ぜたものを入れてよく混ぜます。 コレをウォッ......more
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おもしろい!
お酒はまったくもってダメなのです。
が、酒粕を使った試したいレシピがけっこうあったりします。
さて、どうしたものか。
ここでもめんさんのこの記事の誘惑にのせられ、酒粕目当てでどぶろくを作ってみるべきか。(笑)
お酒はまったくもってダメなのです。
が、酒粕を使った試したいレシピがけっこうあったりします。
さて、どうしたものか。
ここでもめんさんのこの記事の誘惑にのせられ、酒粕目当てでどぶろくを作ってみるべきか。(笑)
ギャーッ!!!! どぶろく大好きなのですよ。
でもね、ウチの麹ちょっと心配になってきました、ただいま14時間経過でなんかお米がすごく乾いちゃってるんですよ。 まあ、48時間はおいてみますが…。
Pudding Riceないですか? でもアメリカでもRice Puddingってありますよね? あれにはどんなお米使ってるのかしら?
ウチにもバスマティあまってるのでそれでやろうかともったのですが、麹の目的はお味噌なので、やっぱり日本米に似たのでやることにしました。 今日本から抱えてきた新米食べてるのでもったいなくて実験には使えません!!!!
でもね、ウチの麹ちょっと心配になってきました、ただいま14時間経過でなんかお米がすごく乾いちゃってるんですよ。 まあ、48時間はおいてみますが…。
Pudding Riceないですか? でもアメリカでもRice Puddingってありますよね? あれにはどんなお米使ってるのかしら?
ウチにもバスマティあまってるのでそれでやろうかともったのですが、麹の目的はお味噌なので、やっぱり日本米に似たのでやることにしました。 今日本から抱えてきた新米食べてるのでもったいなくて実験には使えません!!!!
すご~い、どぶろくが自分で作れちゃうんですかっ!
しかも麹まで作れちゃうなんて、ホントにすごいですね。
私も、レーズンで酵母を起こす時に、酵母液を味見と称して飲んでしまうのですが、
あれも一種の密造酒なんですよね(笑)
昨年は、友人からしぼりたての酒かすを頂いたと
しかも麹まで作れちゃうなんて、ホントにすごいですね。
私も、レーズンで酵母を起こす時に、酵母液を味見と称して飲んでしまうのですが、
あれも一種の密造酒なんですよね(笑)
昨年は、友人からしぼりたての酒かすを頂いたと

酒粕の酵母はすっごく元気で早い!
イースト入れた!?と思うほどの活発さです。
イースト入れた!?と思うほどの活発さです。
材料
酒粕
大さじ2
湯ざまし
200cc程度~(様子をみて)
砂糖
大さじ1
●全粒粉
50g
●酵母液
50g
1
-
いただいた「どぶろく」の酒粕。
ベチャッとしてご飯を潰して水にふやかしたみたいな状態。
2
-
使用する瓶、スプーン等は煮沸消毒!キッチンや自分の手もきれいにして作業開始。
3
-
瓶に酒粕をとって、湯ざまし適量と砂糖を入れて瓶を軽くゆすります。
ゆるーいおかゆ状態って感じです。
4
-
翌日~2日後には激しく泡立つようになります。粕は通常沈殿しますが、ガスを抱き込み上に浮かんでいました。
5
-
泡の勢いが落ち着いてきたら元種を作ります。計りの上で酵母液と強力粉(全粒粉を使用しました)をとって混ぜます。
6
-
1時間位で2倍近くまで膨らんできています!2倍以上になったらさらに酵母液と強力粉を足して混ぜます。
7
-
この元種を使用してパンを作ります。
この種はさらにかけ継ぎしても大丈夫。すぐに使用しないときは液も種も冷蔵庫INでOK。 -
コツ・ポイント
酒粕は発酵がとてもはやいし元気です!1日に3回以上もかけ継ぎ出来ました。ゆっくり作業したいときは冷蔵庫を活用してください。
このレシピの生い立ち
どぶろくの酒粕をいただいたので。ずっと作りたかった自家製酒粕酵母を作りました。
みんなのつくりましたフォトレポート「つくれぽ」
1件 (1人)
11/05/20


遅くなってスミマセン!ペットは酵母!?可愛いですよね~