「DIY防災(ネットワーク)」

2011年4月1日、広く一般市民の皆様にDIY防災情報を送る発信基地として発足。各地で数多くの防災・減災指導を実施。

「阪神淡路大震災」から17年目です。

2012-01-17 13:39:21 | 日記
「阪神淡路大震災」から17年目です。
  
  NHKの 「神戸から東日本被災地へのメッセージ」 に出演する若林さんは、あの日弟さんを亡くしました。
弟さんを助けられなかったという悔恨の気持ちから、写真を見る事が出来なくなり、封印をしていたそうです。
若林さんの気持ちに変化をもたらせたのは、
NHKドラマ「その街のこども」(森山未来・佐藤江梨子)だったそうです。
~心に抱えた悲しみと後悔を誰にも打ち明けられず心に留めていたのですが、その気持ちに必死で向き合う姿~。
その姿に、若林さんは自分の姿を重ねたそうなのです。
「皆何かしら心に傷をもって、今を生きているんやな~と思ーて・・・」
私も、リアルタイムで見ていましたが、淡々としたドキュメントのようなドラマで、深く考えさせられた記憶があります。
その時自分が思ったのは、それまでの間に、自身も3人の大事な家族を失っているので、向かい合う気持ちが変わったと思いました。
         

  

  今日の神戸に、東日本の被災者が招かれています。14時46分にも黙祷が捧げられるそうです。
  子供さんを3人も亡くされた男性が、涙ながらに復興を誓っておりましたが、
子供を失った親にとって、自分を立て直すのは容易な事ではありません。
  私の場合ですが、生きていく意味が解らなくなって、ただ生きていくこと~それが辛かったです。
「なぜ、助けられなかったのか・・・」「かわってやりたかった・・・」という思いを繰り返す毎日が何年も続きます。
それでも、残された家族に、これ以上の悲しみを与えるわけにはいかない…という思いが生き残らせるのです。

  東日本大震災で、失われた人命が余りにも多過ぎて、今でもお慰めする言葉さえ、出てきません。
いま、自分に何ができるのか、自問自答する日々が続いています。
自分は建築家としての務めでもでもある、災害に負けない町造りを託せる若者を育成するのが使命だと思います。
そして、「DIY防災ネットワーク」を本格稼働させようと思っています。






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