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芸能界

2013-08-18 12:20:38 | 雑記
近年テレビを、ほとんど見ないので詳しくないですが
バンカードラマ「半沢直樹」がヒットしてるようです。
主役の堺雅人さん、スカパーのCMなどで
おっとりした印象が残っていたので、
堺正章さんの息子さんかと、勘違いしていました。
自分の中で、好感度は変わってませんが
ワタシも認知バイアスあるな、と。名前だけで判断していました。

ワタシが子供の頃、人気キャスターだった
逸見正孝さんの息子の太郎さん、
両親が遺した豪邸を必死に維持してるようです。
ちょっと前、逸見家の再現番組でテリー伊藤さんが
「(そこまで苦労するなら)手放せばいいのに」
と話していました。
ワタシは、テリーさんは人の気持ちがわからない、
両親の意思を継ぐ子供の気持ちがわからない、
と思っていましたが、今だと少し理解できます。
豪邸は固定資産税など維持費が多く、
他人に貸してないなら「負債」です。
元が13億円とかでも、売却すれば数億
(下手すれば税も引かれるので10分の1)
とかになってしまいます。
それでも負債から解放された上、
ビジネスやニートを始めるに十分な金額を得ることもできます
(勿論、ビジネスで総てを失う可能性もあります、
息子さんにビジネスの才覚があれば、
豪邸は他人に貸し、別の事業も始めるなど
既に行動をしていたと思います)。

だが、両親が決死で遺した
「豪邸を維持し住む(手放したら2度と手に入らない)」、
ことで逸見太郎さんの原動力になっているようです。
これをワタシは感じますので、
「裸一貫で豪邸を買える才覚」をお持ちの方とは、違う意見になります。
太郎さんは地方で2つほど番組出演してるだけらしいので、
いつまで維持できるかわかりませんが。

話を芸能界に戻します。
芸能界の凄いと思うのは、ラジオ・テレビ・雑誌の短くない歴史により
「芸能界」という世界を確立し、
「アカの他人」に興味を持たせることでしょう。
芸能人はワタシにとって他人です。
でテレビ離れしはじめてるワタシでも、
顔と名前を認知してる人の言動が気になってしまいます。
まとめサイトなどで、
「芸能人の○○○がブチギレ!激おこ」
「芸能人の○○がエロすぎる!画像有」
などのフレーズを見かけると、
つい気になってクリックしてしまいます(笑)。
その続報を入手したところで、
ワタシの人生に何ひとつプラスにならないのに。

ゲームも含め映像は、麻薬だと思いますが
アカの他人を、自分の知人、に誤認させる芸能界は凄いと思います。

ただ、まとめると世の中はリンクしてますので
芸能界といえども、
日本社会から独立した楼閣や常若の国で決して無いのです。
多くの庶民が苦しければ、映像DVDや音楽CDが売れないだけでなく
あらゆるマイナスの影響が芸能界にもおよぶでしょう。
Misonoさんが月収20万とカミングアウトしたときも、
「不況ニッポンだけど、芸能界も?」と一定の衝撃を若者に与えました。
だが、芸能雑誌や情報サイトから
「生活費の多くが経費として認められるため、普通のOLとは違う」
と即フォローといえる反論が入りました。
確かに反論通りなのでしょう。
あと事務所にもよるでしょが、歩合の割合が大きいと思われるので
収入の最大瞬間風速も、勤め人とは全く比較になりません。
それにMisonoさんは、お姉さんがガッツリ稼いでおり
同情する庶民のが一族より遥かに貧乏でしょう。
それに庶民からは収入の不安定さが
危険視される芸能界ですが、
テレビで見ない方でも副業してる方は多いと想像します。
1発でも売れた時の原資や知名度がそれを可能とします。
多くのサラリーマン家庭が想像するほどは、
危険でないから一定数の人が目指すのです。
(確かに芸能界に至るまでの過程では敗者が多いです、
俳優・女優・芸人の卵や売れないバンドマンなど。
でもどの業界にもそのリスクは言えるでしょう、
その業界を目指すも、ど真ん中に入れてないのですから。
例えれば、有名ゲーム会社に就職や、雑誌連載を夢見る、
自宅プログラマーやマンガ家アシスタントのようなものです)

つまり芸能界を目指すというのは、生き方の1つの選択なのです。
ワタシが全く想定しなかったのは、突出する容姿や才覚を持たず
憧れてもいなかったことが大きな理由ですが、
何より、過剰に注目された生活なんて耐えられない、
要は目立ちたくない、可能なら等身大で穏やかに暮らしたいのであり
他人様から過大評価や過小評価されたくないのです
(過大評価も嫌です。メッキは剥がれる)。

少し書きたいことより脱線しましたので戻します。
主旨は、日本社会が貧しくなれば、芸能界も貧しくなります。
このことを芸能界の方は理解してないようであり、
若手も社会動向にあまり興味を持っていないようなのが、
気になります。
それは、高度成長期に踏襲してきた処世術かもしれませんが、
我々は、現代の最前線を生きる人間であり、
華やかな余生を考える大御所ではないのです。
広告主や局を敵にまわせ、などと申しません。
「おバカ」な処世術時代が終焉を迎えていると、ワタシは思うのです。
庶民よりアクティブな芸能人の方ならば、
時代の変化もより早く気づくかもしれません。

ピラミッドの裾野にヒビが入り崩壊すれば、
亀裂は大御所のいる頂上に届かずとも、多くの芸能人に影響が起きます。
いまは副業でサラリーマンより安定している芸能人も
生活が年々苦しくなっていくはずです。

2つの道があると思います。
・マクロ構造の変化に気づき、マクロで日本人が協力しあう。
・マクロ構造の変化に気づかせず、ミクロで個人がサバイブする。
後者を選択するとワタシは思いますが、
稀有な歴史を持つ民族の終り方として、
それは寂しいと思っています。
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