人生は一度きり
当たり前の言葉。
誰もが5度以上は聞いたことのある言葉。
ありきたり・・・・
でも、それを意識しながら1日を過ごしている人は少ないはず。
もちろん私もその一人。
毎朝ぎりぎり起床に始まり、
子どもの送り迎え、
満員電車に揺られて出社・仕事・帰宅
家事に子供たちの宿題につきあい、
今話題の非認知能力を伸ばすためにすべてを受け入れる。
子どもに振り回されながら、
寝かしつけるころにはもう心身共に疲労困憊・・・。
なんてもんじゃない。
ヘロヘロ。
でも、ふと考えることがあります。
いざ死ぬとき、
この人生素晴らしかったなぁ。
本当にいい人生だったなぁと思って死ねるのか・・と。
主婦(夫)の方なら共感いただける部分が多いはず。
なぜなら、
毎日毎日…自分の人生ではなく、
子どもたち、夫(妻)の人生、家庭の人生を生きているから。
私の人生ってなんだろう。
そんなとこからふと始まった私のワーママ生活、
かれこれ2年が経過し、3年目に突入しようとしています。
驚くほど、が正しいか
恐ろしいほど、が正しいか
いずれにしても、あっという間の2年間でした。
これまで、1度たりとも正社員として働いたことがないまま
結婚し、子供が2人生まれ、
専業主婦として過ごしてきたけれど、
何を思ったのか、
このまま何もできないおばばになりたくない!!!!
と、痛切に感じました。
なぜなら、
私の好きなものってなんだっけ。
私自身がやりたいことってなんだっけ。となったから。
常に、子供たちを優先してきたために、
自分の好きな食べ物、
自分が興味のあるものがわからなくなり、
ただただ、ストレス発散できるドラマをなんとなく見る。
(0歳~2歳ごろのときなんて、そんなこともできないですが…)
なんとなーくYouTubeみて、気づいたら夜遅いなど。。
ひどいときは甘いもの、スナック菓子をむさぼって激太り。
こんな人生で、気づいたら就職もできないし、
中年になったときには、
やりたいこともできない。。なんてことになりかねない!!!
と、後先考えずにとにかく勢いのままエントリー・面接をしました。
当時、子供は幼稚園児で延長保育もなく、
どうやって18時まで働くのか決めてもいない中、
強引に仕事を決めました。
そして、子どものことは後から
なるようになる!と。w
結果延長保育に何とか入れることができ、
小学校も学童保育にいれながら、
別の習い事を探したりしながら、
何とか形になりました。
おかげで、
自分の時間が確保できた私は、
自分のしたいこと、自分の好きなものを
探すための時間を作ることができました。
これまで、子供たちの好きなもの、
嫌いなもので覆いかぶさっていた
「良い母親の私」
の殻はすぐには破けませんでしたが、
それでもこの2年間
仕事と家事と子育ての両立リズムが慣れてきて
やっと、気づけるようになってきました。
その何よりの恩恵は、
子どもたちと対等にコミュニケーションが取れるようになったんです。
これまでは、
「良い母親の私」が、
あなたたちの好きなもの、
嫌いなものは何でも知っている。
あなたは、絹豆腐しか食べないから、
買い物行ったら絹豆腐しか買わないわ。
なんてことがなくなったんです。
なんのこと?と思われるかもしれませんが、
一見別になんの問題もないように見える
親が子供のためにする行動ですよね。
何が言いたいのかというと、
子どもたちは
それぞれが自分の人生を歩んでいて、
日々成長しています。
「良い母親の私」が知らないうちに
突然絹豆腐を好きになっている日があります。
でも、親が勝手に「あなたは昔から絹豆腐が嫌い」と決めつけて生活していたら・・・
子どもは一生絹豆腐を食べることもなければ、
「良い母親の私」が決めないと、
自分では何も決められない人間になってしまうのです。
「良い母親の私」だった自分が
自分の人生を大事にしなきゃと思ったのと同じように、
子供たちは子供たちの人生を歩むことを大事にさせてあげなければいけません。
もちろん、愛している子供に対して
親はみんな思っていることですよね。
でも、ちょっと待ってください。
「子供のため」と言って、
決めているのは親のあなたではありませんか?
それは、お子さんに昔聞いたことではないですか?
子供の意見を聞かずに
良かれと思ってやっていることだとしても、
子どもからしたら、
「意見を無視されている」とか、
「受け入れてもらえない」と感じさせてしまっているかもしれないのです。
世の中のお父さん、お母さん
特に日本のお父さん、お母さんはとてもまじめです。
アンテナを張り巡らせられる
優秀な方がとても多いです。
でも、周りに気を使いすぎるあまり
自分の気持ち、目の前にいる子供の気持ちが
わからなくなっていませんか?
私自身がそうでした。
特に長子(第一子)には・・・・
人生は一度きり。
これは地球上全員が平等に与えられているもの。
どうか、頑張りすぎているみなさん
一度立ち止まって
子供の人生に足を踏み入れすぎていないか、
自分の人生は自分がやりたいことであふれているのか
考えるきっかけになると幸いです。
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