
12話行きます~

アジン救急室に運ばれる。
ジュヨン:急に腰が痛くなったの。
(アジン酷く痛がる)
ジュヨン・チュ・アジン、聞こえる?

テシン:チュ・アジン先生、どこが痛いですか?
(テシン背中を叩いてみると さらに痛がるアジン)

ジュヨン:デメロール(合成麻薬性鎮痛薬)をお願い。
テシン:超音波を準備して、小便検査してください。
ジュヨン:上を向いて寝て、上を向いて!
ソンウにも連絡が入る。

慌てて病室へ行く。
ソンウ:チュ・アジン!
アジン:なんで来たのよ。
テシン:ここに結石が見えます。
ジュヨン:血液検査結果、C反応性タンパク質も上がって小便から血も見られます。
尿管も伸びてますし。
テシン:腎盂腎炎もありそうだな。とりあえず泌尿器科に依頼して石を割る必要があります。
アジン友:アジン、どうしよう。
ジュヨン:糖が上がっていますが回復してから検査し直しましょう。
テシン:そうしましょう。

泌尿器科で。。
ドクター:ここが痛いですか?
アジン:さぁ。。大丈夫そうだったり。。
ソンウ:だったりは何だ、医者の癖に。
ドクター:石は割れたんですけど 汚いですね。
やっぱり ダブルジェーステントを入れないとね。
膀胱内視鏡を準備してください。私たちチームの研修医も呼んで。
アジン友:はい、教授。
ソンウ:あの、私がやります。友達なんです。
研修医は呼ばなくても大丈夫です。

アジン友:アジン、ダブルジェーステントを入れなきゃいけないけど、ソンウ先生がアシストしても大丈夫?
アジン:勝手にして。。(意識朦朧と・・)
(はっと気が付き。。)えっ??キムソンウ、あんた正気なの?
ソンウ:なんで。。?

アジン友:ダブルジェーステントを尿管に入れるためには。。。。
ソンウ:研修医先生、呼びます!
出ていくソンウ。
副院長室では・・・
テヒョン理事:ここ数日、病院の財政運営状況を検討しましたが。。
どうも理解できませんね。
副院長が鉄の女性だの、医者より経営者の方が似合うと言われる理由です。
病院長が病身中で、病院の経営を任されて1年が経ったと聞いていたのですが、これはみっともなさすぎですね。
こんな状況で第2病院の設立まで推進されたのですか?
副院長:理事、そこに出た数字上では確かに財政的に余裕が無いように見えるでしょうけど。。
テヒョン理事・まだ終わっていません。
トップチームは課長の趣味のために作ったんですか?
事務室だけ立派に作っておいて、いったい今までなにをなしたのですか?
スンジェ:トップチームは希少難治性疾患の治療と研究のためにつくりました。
すでに目に見える成果より、希少病を治療しながら徐々に得られる成果を元に。。
テヒョン理事:だから間違ったと言ってるのです。
希少難治性疾患の研究、いいです。
しかし我が病院は慈善病院でもなく、いつまでもトップチームに莫大なお金を注ぎ込むことは出来ないのです。
スンジェ:理事。
トップチームの設立趣旨と運営方法はすでに会長も同意したと思いますが。
テヒョン理事:会長の間違った判断だったのでしょう。
そんな間違った判断を正すのが私のお仕事ですし、会長に耳を澄まし、ご意見を聞いてくれる唯一の人が私だと言うことを、分かっていただきたい。
副院長:はい、私も同じ考えです。
ハン課長は学者で、純粋過ぎてそんな形の運営をしてきましたが、方向を修正すべきだとう言うことに賛成です。
テヒョン理事:それで私はトップチームの新しい運営方法を提案します。
これからトップチームは我が病院の収益増進の貯め、前に出るのです。
簡単に言うと お金になる診療をすると言うことです。
胃がん、大腸癌、肺がん、乳がんなどよく発病する疾患を素早く診断士、手術し、治療するシステムを引き上げてください。
100%成功が確実な疾患に集中しろと言うことです。
成功率が50&以下の希少疾患に努力と費用を無駄にしないでと言うことです。
スンジェ:私は理事の提案に従えません。
提案したことなら トップチームじゃなくても可能です。
私は元の趣旨通りチームを運営します。
テヒョン理事:課長が私の提案をのまないなら、トップチームへの支援を中断するしかありません。
このままではトップチームのせいで病院財政が難しくなるのは明らかですから。

スンジェ:理事。。
テヒョン理事:4日だけあげます。
よく考えてから私に知らせてください。
では私は会長の所へ行かなければなりませんので。
理事出ていく。
副院長:知事がはっきりおっしゃってくれたから、ハン課長も分かったでしょう。
チャンスをあげても分からないのなら 仕方ありません。
私は理事が私の味方になってくださって心強いです。
お父様はなんて心強い支援軍を送ってくださったのでしょう。

テヒョン理事:副院長、私は副院長でもハン課長の味方ではありません。
私の言うことをよく聞く人の味方です。
副院長:私はもちろん理事の計画積極的に賛成する人ですから。
テヒョン理事:ほんとにそうですか?
副院長:もちろんです。
スンジェ荒れる。。。。

副院長室へジュヨン。。
副院長:パクテシン先生も、ハン課長も言うことを聞かないからわたしはもうソ教授に頼るしかないの。
出来ますか?
ジュヨン:ハン課長に提案してみましたか?
副院長:相変わらず聞かないの。問題なんです。
ハン課長が会長の息子だからと言って いつまでもあんな感じはよくないでしょう。
キム・テヒョン理事はトップチームの解体まで考えているんだから。
ソ教授の意志さえあれば 私とキム理事はソ教授の力になりたいのだけど。
どう?ソ教授次第よ。
噂で知ってると思うけど、ミョンに建ててる第2病院はロイヤルメディカルセンターへと用途変更して開院するつもりよ。
韓国上位0.1%と外国のVIP患者を相手にする病院だわ。
ロイヤルメディカルセンターは診療科に関係なく、現在のトップチームのように優秀なチームだけで作ります。
ソ教授がこれからトップチームの主導権をはっきりと握れるなら、そこで誰よりも早く要職に着くのではないですか。
その時はジャン課長はソ教授に声すらかけられなくなるでしょう。
ジュヨン:副院長、私は。。
副院長:そろそろソ教授が決めてくれないとね。
私ならこんなチャンス 逃さないと思うけど・・

アジン病室で・・
アジン:私が入院するなんて。。
テシン:今までは節食だからお腹空いても我慢して、石粒も出さなきゃならないから輸血にも気を付けて。
(ソンウに)トイレにもあまり行かせないで。

後注射は特別一番痛いやつで。
ソンウ:はい。わかりました。

アジン:酷いです先生。
二人出ていく。

テシンにメールが。。。。母から。。。
母:忙しいのに呼び出してごめんね。
テシン:いいえ、食事はしましたか?
こっちへ来てください。

母:お金の無駄使いよ。お弁当作ってきたから。
海苔巻き作ってあげたかったの。美味しい?
子供の時、遠足行くときは誰がつくってくれたの?

テシン:幼くしてアメリカに行ったんです。海苔巻き作る必要はありませんでした。

母:あぁ。。そうよね。
なら英語は上手よね。
あなたのお父さん、今プサンに住んでるの。
再婚して奥さんと果物屋さんみたいなことをやってるらしい。
ごめんなさい。
生きるのが辛すぎて、育てられなかったの。
テシン:お水を飲んでください。
何か話がありますか?
母:いいえ。たくさん食べて。
あのひょっとして。。(テシンも)
テシン:お先にどうぞ。
母:私の主人が腰が悪くてね。
この病院でそっち方面で上手な先生がいらっしゃるかと思って。。
テシン:腰が悪いのなら、まず整形外科や神経外科へ行かなければなりません。
街の病院診断依頼書も必要ですし。
母:知ってるわよ。
チョン・マンペさんが言うにはあなたがいるチームが一番腕のある先生たちが集まってる所だそうだけど、そこで何とか出来ないかな。。
テシン:そこは僕がなんとか頼んでもいいところじゃないんです。
とにかく外科診療を受けなければなりません。
母:そうなんだ。

なんだかへんな空気が・・・
ふたり廊下を歩く・・・・
テシン:それではここで失礼します。
気を付けて帰ってください。


絵になるサンウ

テシン一人 母の言葉を思い出している。
「チョン・マンペさんが言うにはあなたがいるチームが一番腕のある先生たちが集まってる所だそうだけど、そこで何とか出来ないかな」


母からメール。。
「昼間余計な頼みをした気がして、気がかりなの。
気にしないで。私が何とかするから。ごめんなさい。」



次に続きます~
