クォン・サンウ&チェ・ジウ 『誘惑』 19話 キャプ＆レビューⅠ

手術室へ向かうセヨン。。。。


ソクフン：何も考えずぐっすり眠ってください。

良い夢だけ見るんです、分かりましたか？


セヨン：待っていてくれますね。


ソクフン：ここから一歩も動きません。






握ってた手が離れ　手術室に入っていくセヨン。。。









手術が始まった・・・






セジンがやって来た。。。

セジン：姉さん、もう入りましたか？


ソクフン：30分前に。


セジン：会社が大忙しの中、早退してきたのに。。


ソクフン：会社がどうかしたんですか？


セジン：詳しくは分かりませんが、建設会社がどうのこうのって。







セヨン　異常出血が。。。。

手術室が慌ただしくなってきた・・・






そのころドンソングループでは会議が。。。

ヨンチョル：あの、先ほどドンソン建設から連絡がありました。

満期手形92億ウォンは防ぎようが無い状況です。

1次不渡りを避けるのは難しいです。


役員A：ドンソンホールディンスが2千億ウォンの保障まで立てているのに、このままでは連鎖不渡りになるじゃないか！


役員B：ドンソン建設の社長はどこで何してるんだ！すぐに呼んで来い！




困ったヨンチョルだが。。

何か閃いた。。





手術室では　とりあえず止血し血圧も下がるセヨン・・








女医、中から出てきて。。。。

女医：手術は成功しました。

少し出血がありましたが、大した事ではありません。


セジン：姉さん、本当に大丈夫ですか？


女医：心配いらないわ、上手くいったわ。


ソクフン：ご苦労さまでした。


女医：そんなこと・・・


ソクフン：これからどうすれば？


女医：少し様子を見ます。あまり心配しないで下さい。






セヨンが出てきた・・





見守るソクフン。。。






ミヌ会社で・・・

ミヌ：ああ、そうだな。

よりによってユ代表の留守中に雷が落ちるなんて。

ああ、今度一杯やろう。



チェ弁護士：ドンソン建設、1次不渡りはほとんど確定です。


ミヌ：数回しか扇いでないのに、猛烈な火の手ですね。

この火の手を止めるほどの消火器があるかな？


チェ弁護士：Mホテルの買収にかかった資金、そして今回の税務調査で発生した追徴金まで。

今年ドンソングループは資金流通性が最悪です。


ミヌ：結局系列社のいくつかを、売り飛ばすしかないでしょ？

直系のものでなければ、売れもしないでしょうが。

こちらもそろそろショッピングを始めましょうか？


チェ弁護士：景気の沈滞は、ドンソンに限られた問題ではありません。

企業買収に目を置くよりは、状況を観望された方が。。。


ミヌ：水が入った時にはオールを漕げと言うでしょう。

ところで、ユ代表とはまだ連絡が取れないんですか？


チェ弁護士：そのようです。


ミヌ：この状況なら、全ての日程をキャンセルして帰って来るべきじゃないかな？



ミヌの笑は不愉快になってくる。。。。





セヨン　病室では・・・

ソクフン：目を覚ます時間は過ぎているのに、なぜまだ起きないんですか？


女医：患者のコンディションや手術部位によって意識回復が遅い場合があります。

今夜には目を覚ますでしょう。


ソクフン：他に異常はありませんね？


女医：血圧や心拍、ほかの数値も安定しています。

一旦意識が戻るのを待つしかないですね。







ホンジュの家では。。。

ホンジュ：良かったですね。

チョン先生に2番目の安産、おめでとうと伝えてください。

一度顔を出しますね。

ところでパク先生。入院患者の中でユ・セヨンさんの手術、どうなったか知っていますか？

そうですか。







病室では　ソクフンがセヨンの顔を拭いてあげてた。。。

ソクフン：今どこにいるんです？俺の声が聞こえますか？





ぐっすり眠れとは言ったけど、こんなに長く眠るなんて。もう目を覚ましてください、セヨンさん。

起きたらやることが多いんですよ。




香港にあるMホテルの再開場式にも行かなきゃならないし、ユ・セヨンのコーヒーの木も見に行かなきゃ。

残りの人生すべてをセヨンさんの為に生きれるように、

まずは俺の前に帰って来てください、セヨンさん。








ホンジュの家では夕食を・・・・

父：仕事を探すって？当分はゆっくり休めと言ったのに。


ホンジュ：仕事をすれば雑念無くなるし、気持ちよく眠れるわ。

私はそのほうが楽なんです。

こうして家族で食事が出来て嬉しいわ。

ホンギュを婿にやって、私はずっと父さんの側にいようかな。


父：ああ、男にやるには家の娘は勿体ない。

私とずっと一緒にいようか？





ホンギュ：父娘間の気づかいが芸術的だな。


父：何だ?こら。


ホンギュ：姉さんは俺が見ても本当に情けないよ。


ホンジュ：何をまた言い出すのよ。


ホンギュ：何だよ。どうせ出てくるなら、少なくともアパート一棟はもらえばいいのに。

あれほどの財閥家から出てきたのに、身一つで戻ってくるなんて。

しかも今更仕事を探すって？

ムカつくからだよ。

姉貴の心はどん底なのにあいつは良い暮らしをしてるんだろ。

俺はそれが嫌なんだ。


父：馬鹿なこと言うなよ。皆自分の人生を生きてるんだ。

ホンジュ、お前は自分の気持ちが楽なように暮らすんだぞ。

それがお前の為だ。







ミヌ家に帰り　クロゼットを開けると・・そこにはアイロンがかかったシャツが。。

ホンジュの事を思い出す。。

ホンジュ：あなたが必要です。

私がミヌ、さんの女になれば、あなたが持っている金と力。

それで、チャ・ソクフンそしてユ・セヨンを地獄に落とせますか？


ミヌ；本当にそれを望みますか？







ソクフン、女医のところへ・・・

ソクフン：いつまでああして眠らせておくんですか？

もう目を覚ますはずじゃないんですか？





女医：異常の有無は引き続きチェックしています。

今できる処置は　他にありません。


ソクフン：このまま手をこまねいて待てと言うんですか？

無責任じゃありませんか？


女医：チャ・ソクフンさん。私はセヨンの親友さんです。

私も誰かさんに負けないくらい、セヨンが早く回復することを願っているんです。


ソクフン：すみません、先生のせいでもないのに。


女医：セヨンも努力してるはずです。





ソクフン：分かっています。

私に出来ることが何もないので、それで気が気じゃなくて。





心配のあまりイライラしちゃうね。。。。






ソクフン　院内を歩いていると電話が・・・

ソクフン：はい、先輩。

ドンソン建設が不渡りですって？






ソクフン　ドンソンへ。。。。


ヨンチョル：役員もふさわしい対策が無いので右往左往してるよ。


ソクフン：そうでしょう。

下手すると系列社もドミノ倒し食らうかも。


ヨンチョル：その上アジングループの動きが尋常じゃないんだ。





ソクフン：アジングループが？


ヨンチョル：うちの系列会社の中心いくつかを狙ってるようだ。

登記理事たちとも、裏で接触したといううわさも出てるんだ。


ソクフン：すでに株を買い占めているかもしれませんね。

株価動向をチェックしてください。





ヨンチョル：とにかく代表がかえって来られないと解決できないんだが。

とんと連絡が無くて、本当におかしくなりそうだ。


ソクフン：そうだ、俺に渡すものがあるって？


ヨンチョル：出張へ行かれる前に代表から預かったんだ。

もしもグループに非常事態が発生したら、必ずお前に渡してくれって。







ソクフン：これは先輩宛だ。


ヨンチョル：俺に？





手紙には・・・

セヨン：今ソクフンさんがこの手紙を読んでるなら、二つの理由があげられますね。

会社に危急なことが起こって、私は何も出来ない状況だと言う事。

手術の結果がどうであれ、あまりがっかりしないでくださいね。

その代り、ソクフンさんにもっと大事な頼みごとをしなければなりません。




どんな手を使ってでも、ドンソングループを守ってください。

ソクフンさんの職位や権威については、同封した手紙にチョ理事への指示を残しました。




ごめんなさい,ソクフンさん。

難しい頼みだという事は分かっていますが、私の為に、必ずこの会社を守ってください。

愛しています.ソクフンさん







ソクフン病室へ・・・

ソクフン：セヨンさんは本当に対策の無い女ですね。

前もって話し合っても良かったじゃないですか。

一人で悩んで、こんな手紙を書いて。

ほんとうに頑固の塊なんだから。





ソクフン、セヨンの手を握って。。

ソクフン：セヨンさんの気持ちがやっと分かりました。

会社は守ります。その頼みを聞く代わりに、俺にも約束してください。




もうそこで遊ぶのは止めて、早く帰って来ると。

分かりましたね？







次に続きます～～