転職の際に求人欄に「週休2日制」という文字を見ると、この会社は週に2回休みがあるのだと思いがちです。週に2回休みがあるのは、「完全週休2日制」と書いてある場合のみです。
「週休2日制」とうたわれている場合の休みは、月に一度でも週に2日間の休みがあるという意味です。1週だけでも2日の休みがあれば「週休2日制」になるので、他の3週に1日しか休みが無い場合でも呼び方は同じです。
また、休みになる曜日も指定されていないので、シフトによって変わる場合があります。「完全週休2日制」の場合でも、休みが土曜日と日曜日であるとは限りません。日曜日とそれ以外の1日であったり、シフト制で毎回変わる可能性もあります。
この制度には、祝日は含まれていません。夏季休暇や年末年始の休暇も企業によって違うので、当たり前にあると考えるのは注意が必要です。
他にも、年間休日といった判断点があります。年間休日は、企業が決める1年間の休日の日数のことです。「年間休日105日」などの場合は、休日が105日という法令で決められた最低限の日数なので、週休2日以外の夏季休暇などを含んでいないと考えられます。
「年間休日120日」の場合は、完全週休2日制導入と、祝日などの休日も含まれた休日の数え方だと考えられます。何を重視して転職したかにもよりますが、入ってからのギャップで嫌な思いをしないように転職のコツをつかんで、待遇などもしっかりチェックできるといいですね。