8/18 阿寒湖〜釧路
さて翌朝、目覚めは6時頃。今日は道東を一回りしながら、できる限り観光スポットにも立ち寄りたい計画なので、早目にスタート準備して出発。
手前が私のNC750X。奥の赤いバイクは同じホンダの400X。A氏が一生懸命400Xのスクリーン周りを水拭きしていたので、
私「どうしたの?」
A氏「虫の死骸がハンパないから拭いてるのさ!」
私「ありがとう。でもそれ俺のバイクじゃないよ( ̄▽ ̄)」
A氏「えっ?えっ?えっ?……」
私「俺のバイクあっち( ̄▽ ̄)」
A氏「( ̄▽ ̄;)」
寝ボケていたのか、間違えて他人のバイクを掃除していたみたい(笑)
管理棟に番号札を返して出発。近くのセブンでおにぎり食べて即スタート!
昨夜は霧雨から一時小雨に変わったみたいだけど、朝の時点ではあがってかれていたので、助かりました。
道路はほぼドライな状態だったので安心して走ります。
と思ったらガスがかかってきた。
道路もウェッティになってきた。うーむ、この先大丈夫やろか?
インカムでA氏に「この先、阿寒横断道路は峠道みたいだけど大丈夫⁈ 止まる気はないけど( ̄∀ ̄)」
A氏「行くっきゃねーべ。Go Go!」
結構な濃霧でビビリモード全開でした。無事、弟子屈町にでて一安心。
気温は16℃。
まずは摩周湖へと向かいます!
到着。
駐車場の係員の方が「今日は霧がかかっていない。早く見にいったほうがいいよ!」とアドバイスを貰ったので、急いで向かう。
天候がイマイチですが、珍しく湖面が見えたのはラッキーでした。
晴れてれば摩周ブルーが拝めたかもと思うと少々残念ですが、贅沢は言えませんね。
摩周湖から屈斜路湖の西側を抜けて、美幌峠を越え、女満別方面へ。
下界へ降りたら晴れてきた。
北海道名物“牧草ロール”が沢山畑に転がってます。
『めまんべつ・メルヘンの丘』に到着。有名なビューポイントですが、私的には夕暮れの写真が情緒があって好きです。時間に余裕があれば待っていたいのですが…
スマホでパノラマ写真を撮りましたが、湾曲してしまいました。
お次のスポットへ!
『博物館・網走監獄』へと。入場料大人¥1,080でした。
A氏と揃って記念写真を撮ってもらいました。
旧庁舎の中へ入り北海道開拓の歴史を学びます。あと…
ソフトを販売してたので購入。気温が上がってきたので美味しく頂きました♪
現在の単独室の様子を再現した部屋。テレビがあるのには驚きました。
ひまわり畑が美しい。
これはたしか雑居房だったかな。時間に押されて先の事ばかり心配していた見学だったので、今見るとあまり覚えてない結果に。
かなり広い敷地の中を慌ただしく一通り見て回りました。
今度来る機会があったらもう少し時間に余裕をもってじっくりと見学したいですね。ちなみに併設されてる監獄食堂には受刑者の食事が再現され味わえるらしいので、来年にでも再訪してみたい。
では先を急いで次なる場所へと移動。
牧草ロールが沢山。しかしこれは何の為に使うのか?とずぅーっと疑問でした。ツーレポ書きながら検索してやっと疑問ははれました。
『道の駅・しゃり』でランチ。『ジンギスカン定食』をオーダー。
「北海道に行ったらおいしいジンギスカン食べたいな〜♪」と二人で盛り上がってましたが結局、出来合いの定食で頂く事に。自分で焼きながらが理想でしたが時間がないので仕方なし。
それでもこのボリュームは凄い♪
また食べ過ぎた(笑)
たらふくランチを食べ終え、お次のスポットへ。
知床横断道路を走り、知床峠Pを目指します。
青空とオホーツクのオーシャンブルー!
『オシンコシンの滝』を見学しようか迷いましたが、パーキングが“満”に近かったのでスルーしました。走行写真で収めましたが敢え無く失敗( ̄▽ ̄;)
海岸から知床横断道路に差し掛かって直ぐ、前の観光バスがペースダウン。
何やろかと思っていたら、ガリガリのキタキツネがフラフラと、今にも倒れそうに歩いていた。これには言葉を失いました。しかし、手を差し伸べるのもいかんしね。せめて車に轢かれない事を願うばかりでした。
知床峠Pまでの高速ワイディングを満喫しながら走ります。天候も大丈夫そうなので、パーキングからの眺望が楽しみ♪
しかし、雲の中でした(笑)
天気が良ければ我が国固有の領土『国後島』が見えるとの事したが、今回は残念。
また来年、快晴の知床峠を望んで訪れてみたいね。
知床峠から羅臼側はヘアピンの連続で、ヒラヒラと楽しめそうだったのですが、所々ガスっていたので、安全走行。
ナビを見るとウネウネといい感じです!
羅臼から根室海峡を左手に見ながら、どんよりとした雲の下を走ります。
オホーツク海側は天気良かったのですが、根室海峡側は曇りと共に気温もかなり下がってました。
一旦停車してインナーを追加し、本日最後のスポットへと向かいます!
これが通称『ミルクロード』だったのか定かではありませんが、一応そのつもりで走りました(笑)
開陽台に到着。ここは今回外せないスポットの一つでした。生憎、天候不良で360度パノラマは堪能出来ませんでしたが、また何れ訪れます。
開陽台を後にして宿泊地へと向かいます。
A氏、インカムでアクビばかりしてます。こっちまで眠くなります。
今夜の宿泊地の近くはコンビニやスーパーが無さそうなので、予め市街地で買い出しを済ませようと、セイコマを発見し、いざ駐車場にバイクを停めてサイドスタンドを出し、バイクを傾けたら…
ガシャン!
バイク倒しちゃいました。なぜ倒れたか訳わからんでしたが、どうやら駐車場に問題があった様です。
チョット見づらいですが、ちょうどフロントタイヤの所に窪みがあるのが何と無く見えますね。あそこにサイドスタンドを預けて降車体制。しかもタイヤ止めの手前のややアスファルトが盛り上がってる所にフロントタイヤを乗り上げていた為、サイドスタンドが接地せず、バイクが傾き過ぎて倒れたと思われます。
北海道のアスファルトは柔らかく、敷板や空きカン潰したものを養生しないと、サイドスタンドが潜るとの情報は得てましたが、窪みや穴があいてるとは見落としでした。
何にしろ、停める場所をシッカリ確認しなかった自分のミスだったので仕方無し…
サイドガードとパニアケースに若干のガリ傷が出来ましたが、走りに支障はないので助かりました。心の中は“霧の摩周湖”でしたが(笑)
買い出しが完了し、釧路湿原の方へと向かいます。
道路に“シカ注意”の表示。飛び出されたらバイクはひとたまりも無いでしょうね。
18時頃にキャンプ場に到着。今夜の宿泊地は『達古武オートキャンプ場』です。
釧路湿原国立公園の中にあります。
入場料¥100と、テントひと張り¥640でした。
本日の走行距離=435.1km
網走監獄の見学でかなり時間を費やしてしまったので、後半は押し気味となりましたが、殆ど渋滞に遭遇する事が無かったので、多少欲張りな計画でも何とかなった一日でした。
テントの設営が終わる頃には真っ暗に。
今夜もセイコマの弁当とツマミ、そしてビールとウィスキーの水割りでカンパイ♪
「ウィスキーは今夜で全部呑み干せ!」とA氏からの命令が出たので、濃い目の水割りで頑張りましたが、何処からか記憶が曖昧で、気付いたらテントで寝てました(笑)
8/19 釧路〜苫小牧
北海道での最後の朝、群集したカラスの鳴き声で起床(笑)
出発までの時間、フライシートの結露と、グランドシートの水気を雑巾で拭き、バイクの上に乗せてしばらく干します。
朝から日照りが良くすぐ乾いたので、準備を整えて7時半ごろスタート。
セイコマで朝ごはん。
「ベーコンおかか」のジャンボおにぎり。これ美味かった。ベーコンの塩味とおかかがよく合います♪
満足して出発。今日は15時までには苫小牧のフェリーターミナルに辿り着きたいので、時間に余裕もって走ります。
道東道の無料区間に乗り、帯広を目指します。
帯広市内の『六花亭』本店に立ち寄りました。A氏のリクエストです!
「サクサクパイ」を初めて味わいました。賞味期間3時間と言う人気のパイ。美味すぎてペロリと完食してしまい、「う〜む、一個じゃ足りんなぁ〜」と思いながらもガマン^^;
美味しいものは食べ足りない位でガマンした方が良いですね(笑)
もう一つ、「とかち帯広発」という変わったネーミングのパイ。
酸味と甘味の絶妙な美味さがたまらんです♪
イートインコーナーで無料のコーヒーを飲みながらその場で美味しく頂けます。賞味期間を気にせずお店の中で楽しめます。
A氏のリクエストに応えたので、お次は私のリクエストの夕張へと♪
帯広市街から郊外へでる辺りの反対車線でサイン会の準備中を発見。
今回、北海道で初めて取り締まりらしい所に遭遇しました。
ちょうど一車線から二車線となり、しかも下り坂という絶好のポイント。あれは相当の検挙者数になるのではとA氏とインカムで話してました。
日勝峠が通行止めだったので道東道に乗り、トマムICで流出。全くもって土地勘無いので何処を走っているのかサッパリでしたが^^;
今日は一日を通してサイコーの天気。予報では道内の殆どが晴れマークだったので、最終日としては嬉しい限り。
よくよく思い返せば全行程、雨らしい雨にも会わず、雨具の世話にならなかった今回の北海道ツーリング。初っぱなの北海道の想い出としてはありがたい天候でした。
占冠村(しむかっぷむら)に突入。
すぐに道の駅を発見したので、ランチタイムとなりました。
道の駅内の『ミルクキッチン ふらいぱん』にて和風ハンバーグをペロリと平らげました。美味かった♪
食後は目的地に向かって走る事小一時間。
到着!
実はかなり楽しみにしていた場所。
入場料¥540を支払っていざ!
“幸福の黄色いハンカチ”のロケ地。あの名シーンが頭の中で蘇ってきます。
最初に映画館で見たのは確か高校二年生の頃だったとおもいます。初めて映画見てボロボロと涙しました。
あれから約38年(歳がバレる)、まさか訪れることが出来ようとは、ホント感無量です。
映画のラストシーン。まさかこんなに沢山の黄色いハンカチが掲げられていようとは思いもよらず、当時は映画館で声出して泣いてました(笑)
A氏に私のカメラを渡して「ただいま〜!」とやってみました(笑)
あっ!ビミョーにハンカチがフレームアウトしてる^^;
長家の中に入ってみます。
中は真っ黄色です。沢山の黄色いメッセージカードで埋め尽くされてます。
懐かしい、欽ちゃん(武田鉄矢)が乗ってたファミリアがドォ〜ンと据えられてます。この車は映画の中の名脇役と考えてもおかしくありませんね。
しばらく長家の中をウロついてましたが、ソロソロ時間も無くなってきたので、後ろ髪引かれる思いで、『幸福の黄色いハンカチ想い出広場』を後にしました。
あっという間に今日の予定を済ませて、あとは苫小牧のフェリーターミナルに向かうだけです。早過ぎる、ホントに時間が経つのが早過ぎる^^;
苫小牧に近付くと交通量がかなり増え、首都圏の湾岸地域と大して変わらんなぁ〜と思いながら、バイクを走らせます。
とうとう苫小牧市へと。
フェリーターミナルに到着。受付を済ませてからバイクを駐車スペースまで移動させます。
かなりの台数のバイクとライダー達。みんな北海道を満喫したのでしょうか。
苫小牧行きで一緒したライダー達も数組見かけました。
乗船まで時間があるので濡れ雑巾でライトやスクリーン周りを拭いていたら、ナックルバイザーのボルトが抜け飛んだらしく、ブランブランの状態でした。走ってる時は気付かなんだなぁ^^;
取り敢えずタイラップで応急処置。
17時を回った頃、乗船案内と共に一斉に準備を始め、18時頃に駐車デッキにバイクを停めて乗船完了。
本日の走行距離=380.5km
乗船後はソッコーでレストランに並ばないとかなりの行列になります。営業時間が短いので焦りますね。
運良く窓際の席を確保し、ビール片手に北海道とお別れです。
バイキングでたらふく食べて、ほろ酔いで展望デッキに上がります。
苫小牧港がもう見えなくなってました。
その後は展望大浴場でサッパリしてから、ベッドでチビチビとやり、写真整理してたらいつの間にかフェードアウトしてました(笑)
8/20 大洗〜市川
20日の13時30分頃、大洗港に接岸となりました。
関東に戻ってきたなぁ〜、信号機が横向いてるねぇ〜と、暫し違和感を感じながら大洗港を後に。
R51を南下して鉾田市内からk18を経由してまたR51に合流。水郷大橋を渡って千葉県に入りました。
大栄ICから東関道に乗り、大栄Pで休憩。セブンカフェで一息ついてから一気に帰ります。
A氏とは湾岸市川ICで流れ解散。長旅どうもお疲れ様でした。
16時半頃に無事ガレージ着。
本日の走行距離=128.6km
大型バイクに乗り始め、「いつかは北海道へ行きたい!」と、毎年夏になると妄想とフンワリとした憧れだけで終わってました。
しかし今年はGW明けからA氏を誘ったところ快諾。A氏も以前からチャンスがあればと考えていたようです。コツコツと準備を進め、やっと念願の北海道を旅する事が出来ました。
あっという間の一週間。早送りの様に過ぎて行った気がします。
また来年が楽しみだなぁ〜♪
道南は殆ど回らなかったので、次回は道北の島々と道南を中心にかんがえたいですね。
キャンプ場はすべて飛び込みで受け入れてもらえたので助かりました。
syuさんも何れ北の大地に訪れてみてください!
初の北海道キャンプツーリングは大成功でしたね♪
最終日はフェリーに乗り込みたくなかったのではありませんかね(笑)
私もいつかボルドールで行ってみたいのですね~北海道♪♪
ちょっとしたトラブルはありましたが、色々と想い出になる旅でした。
maruさんは定年後の目標なんですね。一ヶ月位は自由に北海道を走り回りたいですね♪
立ちごけやナックルカバーなどのトラブルありましたが愛嬌程度でよかったですね(^^;
私も北海道に行く気満々です!
65になったら行きます( ̄▽ ̄;)
今回初の北海道ツーリングは道東が一番楽しみだったので、観光スポットの候補を絞るのにかなり迷いました。メジャーな所だけ寄ってみましたが、次回は秘湯なども交えて計画してみたいですね。
元々涙腺が緩いので、感動ものの作品はタオル必須です(笑)ネバーエンディングストーリーは私も涙腺崩壊しました^^
北海道はただ無心で走ってみるだけでも楽しいですね。一ヶ月位休みが欲しいです!
女満別空港のターミナルから外へ出るとキンとした真冬の北海道を感じ寒さを堪能してました♪
北見をベースにしていたので網走、美幌、弟子屈は週末の観光で何回も行き、馴染みある街です(^^ )
「黄色い…」で号泣でしたか(^^;)
私もシアターで経験ありですが、「黄色い…」でも
「タイタニック」でも無く「ネバーエンディングストーリー」でした。
キャストやキャラクター達のピュアにやられましたねー
バイクで北海道…ピュアになりそうですね( ^^)/