NPO法人静岡県環境カウンセラー協会

静岡市葵区追手町10 新中町ビル 222 (2階)
tel.054-205-8083 fax.054-205-8096

[会報4号] 編 集 後 記

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
                 編 集 後 記
・NPO法人認証後初の記念すべき会報となりました。また、会報編集委員会発足後の第1号にも
なりました。5人の委員の知恵を集めて、従来よりも新規性にあふれた誌面の構想が出来上がった
のですが、猛暑で皆様の筆の走りが悪かったためか、原稿の集まりが今ひとつでした。
次号からは、役員、会員の個人紹介の欄を設ける予定です。皆様のご協力をお願いします。
                                        (河島)
◆ 発行 特定非営利法人 静岡県環境カウンセラー協会  
(連絡先)静岡県静岡市追手町9-6 静岡県環境保全協会内
◆ 発行責任者 矢木 格       TEL 054-254-9663

[会報3号] 平成16年度総会を4月27日(火)に開催

2004年03月29日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.3
平成16年度総会を4月27日(火)に開催
事務局より

さる3月18日に開催されました役員会において、第5回通常総会の開催が決定されました。例年5~6月に開催されてきましたが、総会決議案件の都合により4月の開催となりました。詳細につきましては、会員の皆様へ別途案内状を差し上げますが、ここに概略をお知らせいたします。

★ 日時:平成16年4月27日(火) 13時~17時
★ 場所:静岡県男女共同参画センター「あざれあ」
★ 議題:同封案内をご覧ください。

[会報3号] エコアクション21 新ガイドライン・認証制度 説明会

2004年03月29日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.3
エコアクション21 新ガイドライン・認証制度 説明会
事務局より


環境省では平成8年より、中小事業者等の幅広い事業者に対して、環境活動評価プログラム(エコアクション21)を策定し、その普及を進めてきました。しかし環境と経営に関する最新の動向に対応するため、エコアクション21を全面的に見直すこととなり、3月23日より全国5ヶ所で環境省主催の説明会が開催されました。3月24日の東京会場では、何人かの会員の方々が参加されていましたが、参加されなかった皆様へ概要をお知らせいたします。正式には4月になってから環境省のホームページで公開されます。
○ エコアクション21 2004年版
環境経営システムを明確に盛り込み、PDCAサイクルを導入することにより、継続的な改善が効果的に行えるようにするとともに、コミュニケーションツールとしての環境活動レポートの作成・公表機能を盛り込みました。
さらに、第3者による認証・登録制度を導入することにより、従来の内部利用を目的とした参加登録制度から、対外的な評価が得られる認証制度となり、エコアクション21に取り組む事業者にとっても大きなインセンティブになると考えられます。
○ 今後のスケジュール
4月 新ガイドラインの発行
6月
7月   審査人の募集・試験
8月   運営組織の体制整備
9月 認証・登録の開始

[会報3号] 私の活動日記

2004年03月29日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.3
私の活動日記
市民部門 小関幸子/裾野市


 3月16日、県地球温暖化防止活動推進員研修会で活動発表をしました。
 昨年10月の裾野市環境大会と今年1月の裾野市消費生活展に参加して取り組んだ事を題材に発表しましたが、15分の短さをあらためて痛感しました。いかに効率よく言葉を選んで伝えることができるか思い悩んでいましたが、翌日の静岡新聞にはほぼ主旨通りにまとめられていたので(さすがプロ)少し気を取り直しました。地域別に分けた意見交換では、男性が元県職と元企業の環境保全担当の3人と女性が地域活動家3人のバトルで、まるで環境カウンセラー協会の事業者部門と市民部門のすれちがいそのままで、ちょっとうんざりしてしまいました。市町村の環境担当は公害係だった頃からのつきあいで企業人を選出したのだと想像できますし、企業の環境保全のノウハウから学ぶべきことも多いでしょう。また、○○研究会では温暖化防止活動なんて昔からやってきているので「今さら」発言があるのに対して、それは会の中だけでしょうと突っ込まれたりしていて、果たして同じ方向性を持つまでに成長できるのやら、このまま勝手に行くのやら、というところです。他のグループから「男性は会社では環境をやっているみたいだけれど、家に帰ったらからっきしだめ」という発言が印象に残ったと、男性が発表されました。良い討論のできたグループだったのでしょう。
今年度は各市町村から1人ずつ(2人区もあり)推薦されて出ていることもあって、市町村に認識してもらうためということで、文書はまず役所に届きます。裾野市は問い合わせるまで、ずっとあたためてくれているので、直送を要望したところ、それは裾野市の環境に対する温度が低いからだと一蹴されてしまいました。とんだやぶへびで、私を出している事こそ温度が高いんじゃと反論するのが精一杯でした。地域温暖化防止活動推進センター設置に関しても云々を少しとばして、補助金が100万(?)出るのだからやればいいではないかとの県職発言があり(ただし、この2件は交流会でのオフレコ発言)県はそう来るのか、市町村合併推進で補助金をちらつかせているのと同じ手口なんだ、と県との深―い溝がその時実在するのを感じました。事実と真実が明確に使い分けられて、今日も県政は行く――そうだ、静岡空港をLCAしたらどうなるのかな。誰か教えて下さい。
 久々に駿府城に登城したらどっと疲れてしまい、消費エネルギーな1日でした。

 3月18日、裾野市家庭排水浄化推進協議会(県由来の名称は長くて困ります)研修会で、裾野市の上水道について学びました。
 昨年の富士山憲章フォーラムの資料で、裾野市の1人1日あたりの給水量が富士山周辺市町村の中でダントツに少なかった(さらに全国平均よりも)原因を解明すべく、資料を取り寄せたところ、数値の申告まちがい(有収水量を出していた)と判明したのですが、県の給水量のリストには企業の揚水量は入っていないことに気づいてしまいました。湧水保全というテーマのもとに出てきた資料で、しかも何社かの主要企業を集めていながら、最も重要な企業の揚水量を総体として把握できる資料ではなく、グラフとか表とかが出てくると、何か正しいような気がしてしまいがちですが、そこに落とし穴があると思った方がよさそうです。(地球温暖化防止活動の「家庭ねらい」もその口と見ています)そこで、裾野市の上水道担当に、そのあたりも聞こうと臨んだところ、会員からは、水栓の水漏れはどの業者に来てもらえばいいのか――蛇口の構造と節水パッキンの説明があったので――自宅の水質を調べてもらったらPHか塩素濃度が0.8だったとか、ぐぐっと基礎にひきずりもどされた質問が出て、この13年は何だったのだと暗い気持ちになってしまいました。追い討ちをかけて、我家の地区の配水場を見学できたのですが、新しい井戸が出来ていて、そこから(愛鷹山水系)60%と従来の水源から40%(富士山水系)ブレンドになっていたことを知り、裾野市の水としてボトル詰めされている上流(富士山水系)のものが一番おいしく、ミネラルが多いということでした。

 3月24日、NPOエコハウス御殿場の企画によるファイバーリサイクル会社ナカノ秦野工場見学会に参加しました。
 10年前には中古(輸出用)、ウエス、反毛が30%ずつの扱いであったのが、今はウエスは18%となっているとのことです。原因として、①工場が海外へ進出している②ISO取得のために使用後ゴミになるウエスを使わず、紙を使ってゴミ重量を減らしているか、レンタル方式を採用している、があげられました。油をふいた布の行き先を変えただけの汚れの移転でしかないといきなりからISOの欠点指摘をやられてしまいました。過日の温暖化防止活動推進員研修会の意見交換でも、沼津、三島がISOをとっているので清水町もと働きかけているという話が出かけたので、ISO14000シリーズ取得は、あくまで決めた範囲内のことで、RDFを抱える御殿場市などは市全域が環境都市になったわけではないと水を向けると、いや実はISO推進のため市職は連日の深夜残業で書類づくりに追われているなどといった現実も出てきたりしていて、そろそろISOほころび出現ではないでしょうか。(トータルなアセスメントがほしい!!)「ボロ屋」(なつかしい言葉に出会ってしまいました)から出発し、経費の方がかかってしまう現状にもくじけず、自然から得たものを自然に帰すのコンセプトをつらぬく会社でありました。リサイクルはリサイクル製品を使って初めて完成するんですよというきびしいパンチもトイレットペーパーの例を使って繰り出してこられるのですが、反毛製品もウレタンには太刀打ちできず、フリースも再生はアウトで、廃棄をするときの手立てのない石油製品が強敵となっているとのことです。エコハウス御殿場との取り組みでは、古着は選別されて納入されてくることと、数年来の信頼関係で結ばれていることが、ナカノ(株)とのファイバーリサイクルの強い推進力となっていることがわかりました。

[会報3号] 環境カウンセラー活動実績等報告書

2004年03月29日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.3
環境カウンセラー活動実績等報告書
前号でお知らせしました活動実績等報告書は提出期限の2月末までに提出されたことと思います。
今回、会員お二人の方の報告書(抜粋)をご紹介いたします。
市民部門 星谷孝彦/修善寺町(星谷さんは、事業者部門でも提出されています)
環境保全活動の実績(400字以内)
環境保全活動として、①中小企業への環境啓蒙活動、②地域の中での環境活動に注力致しました。①に対しては、特にISOを推奨する機会が多く昨年は4社に実施したのですが、市民部門についての環境保全活動は、一般家庭に輪を広げることが重要との考えから、会社のISOのみでなく、全社員の家庭での関心度向上も必要との考えを強調しつつ指導しています。その結果、会社内での例えば省エネ活動は、そのまま家庭内での関心度向上に直結したとよく聞きます。家庭での効果は数値で把握できないのが残念ではありますが、確実に効果が上がっていると確信します。②については、行政責任者からの依頼で、例年の子供たちへのお飾り作りの講師などを通じて、伝統行事の大切さ及び自然を大事にすることの大切さ、更には環境の重要性を教えることができました。環境活動は、如何に子供達にその重要性を伝えることが重要と考えている故に有効だったと考えます。
研修の履修状況又は研さん活動の実績(150字以内)
団体主催の研修では、9月14日に静岡市で開催された静岡県主催の「しずおか環境・森林フェア」に県環境カウンセラー協会事務局の説明員として参加しました。ブースを訪れた方の中で、市民関連の内容としては、若い女性の廃棄物に関する具体的かつ技術的な質問に答えたことが印象に残りました。
今後の活動計画(150字以内)
昨年同様、家庭及び地域に対する環境保全活動の取組みの輪を広げることが必要との観点から、普段携わっている中小企業へのISO推奨活動を利用して、一般家庭へのPRを行って行きます。更に地域にあっては、地域清掃等ボランティア活動を定期的に行いつつ環境の指導啓蒙を実践します。

事業者部門 笹田尚利/浜松市
環境保全活動の実績(400字以内)
事業者の環境保全活動支援と一般市民への啓蒙活動を実施1.事業者の環境保全活動支援(1)新EA21パイロット事業    審査人として3事業者の取組みを指導・助言(9月~)(2)現行EA21  1事業者の取組みを指導・助言(10月~)2.一般市民への啓蒙活動(1)静岡県地球温暖化防止活動推進員の委嘱を受ける(6月~)(2)浜松市環境フェアー21実行委員として企画・運営に参加(9月20、21日)(3)浜松市消費者グループ連絡会メンバーとして省資源部会活動を支援(4)引佐町立南部中学校にて講演(7月1日)   テーマ:「わたしたちの生活と環境問題」
研修の履修状況又は研さん活動の実績(150字以内)
5月14日 「中部電力浜岡原子力発電所視察見学」浜松市消費者グループ連絡会として5月24日 「食品表示は信用できるか」食品問題研究家(増尾清氏)受講6月17日 「地球温暖化対策と推進員の役割」環境省地球環境局(吉川雅巳氏)受講8月28日 「EA21パイロット事業説明会(京都)」参加12月12日「地球温暖化の現状と今後の対応」国立環境研究所(原沢英夫氏)受講
今後の活動計画(150字以内)
1.中小事業者のEA21取組み支援 EA21審査員として中小事業者の環境経営を支援し、EA21審査登録制度の推進に 貢献したい2.一般市民への啓蒙活動 静岡県地球温暖化防止活動推進員、浜松市消費者グループ連絡会メンバー及び浜松環境 フェアー実行委員として、一般市民に対する啓蒙活動推進