NPO法人静岡県環境カウンセラー協会

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[会報4号] 平成16年度環境カウンセラー研修のお知らせ

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
平成16年度環境カウンセラー研修のお知らせ
                                             事務局
すでに会員の皆様へは、郵便にてお知らせが届いていると思いますが、念のためにこの誌面でお知らせいたします。平成15年8月の環境カウンセラー登録制度実施規定の改正により、今年度より2種類の研修が実施されます。


○新規登録者向け研修実施要領
[ 対象者]平成13年度から平成15年度までに登録された方(登録番号が2001,2002,2003で始まる方)で、これまで環境カウンセラー研修(以下研修という)を受講していない方が受講することが望ましい。
注1) 平成13年度登録者(登録番号が2001 で始まる方)でまだ研修を修了されていない方は、今年度の研修を修了しないと登録の更新が出来ませんので御留意ください。
注2) 定員に余裕のある場合は、既に研修を修了している方も受講できます。既に研修を修了している方は、申込書の欄外に修了した研修の開催年度及び会場名を明記して下さい。
実施日 12 月6日(月)
国立オリンピック記念青少年総合センター
申し込み締め切り 10/1(金)
○専門研修実施要領
環境カウンセラー研修を既に修了している方で、研修で取り上げるテーマについて一定の知識を有し、その分野において活動を行っている方が受講することが望ましい。
  受講は義務ではありませんが、自らのニーズにあった研修を積極的に受講することが望ましい、とされています。
実施日 11月1日(月)
国立オリンピック記念青少年総合センター
東京都渋谷区代々木神園町3番1号
TEL:03-3467-7201
申し込み締め切り 10/1(金)

(他の会場の日程等については、郵送資料または日本環境協会のHPをご覧ください)

[会報4号] 平成17年度環境カウンセラー募集

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
平成17年度環境カウンセラー募集

                                                 事務局

現在、平成17年度の環境カウンセラーを募集しています。会員の皆様の同僚、友人、知り合い等の方々に応募をおすすめください。そして、当協会の仲間をふやしましょう。

申請受付期間(募集期間)
平成16年9月1日(水)~9月30日(木)
募集要項等は、日本環境協会のHPをご覧いただくか、静岡県環境カウンセラー協会事務局へお問い合わせください。

[会報4号] 産業廃棄物の講習を受講

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
産業廃棄物の講習を受講
    
事業者部門 目黒輝久/富士市
 
7月12日(月)に産業廃棄物の講習を東京で受講してきました。
 正式名称は「産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物処理業の許可申請に係る講習会(更新用)収集・運搬課程」という長いものです。目的は、私の所属している会社が産業廃棄物と特別管理産業廃棄物の収集・運搬の許可を受けており、その更新が今年と来年にかけてあります。この更新の時に会社役員がこの講習を終了していることが条件のひとつになっているためです。
 このときの開講挨拶の中で、東京都環境局廃棄物対策部廃棄対策課課長がエコアクション21について言及されていたので紹介します。
 いわゆる産廃処理業は玉石混交の状態が現状であり、不法投棄をはじめとして様々な問題がある。その中で優良産廃処理事業者として選定されるには環境管理システムを持つことが必須となってくる。環境管理システムにはISO14000が有名であるが、中小の事業者でこれを取得し維持するのは人的、コスト的に大変なものがある。いま、環境省で中小事業者を対象とした簡易版環境管理システム「環境活動評価プログラム-エコアクション21」を作り普及に乗り出している。これは中小事業者も大きな負担になることなく十分に使える環境管理システムであり、大いに取得をして取り組んでほしい。
以上のような内容で約200人の受講者に紹介をされました。
 私の関係する産廃処理事業者は、環境管理システムを”ゆくゆく”どころか、ここ数年のうちに取得したいとの話をしておりISO14000への関心は高いが、人的コスト的に大きな不安があるためすぐに取得へは動けないようです。このようなISO14000しか知らない事業者へエコアクション21を紹介し、取得の方向に向けることが重要と思います。さらなるエコアクション21の宣伝が必要と感じます。

[会報4号] 環境教育推進法が全面施行

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
環境教育推進法が全面施行

事務局 
「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」が平成15年7月に成立しました。この中で、国が、国民、民間団体等が行う環境の保全に関する知識及び環境の保全に関する指導を行う能力を有する者を育成し、又は認定する事業(以下「人材認定等事業」という。)を登録する制度が規定され、これについては、平成16年10月1日から施行されることとなっています。この登録については、環境大臣、文部科学大臣、農林水産大臣、経済産業大臣及び国土交通大臣の5大臣が主務大臣とされており、これら5省による共同の主務省令により登録制度に関する規則を定められます。
人材認定等事業登録制度の効果


環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律
(平成十五年七月二十五日法律第百三十号)
第十一条 環境の保全に関する知識及び環境の保全に関する指導を行う能力を有する者を育成し、又は認定する事業(以下「人材認定等事業」という。)であって主務省令で定めるものを行う国民、民間団体等は、当該人材認定等事業について、主務大臣の登録を受けることができる。
2  前項の登録(以下この条及び第十三条から第十五条までにおいて単に「登録」という。)の申請をしようとする者は、主務省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した申請書を主務大臣に提出しなければならない。
一 氏名又は名称及び住所並びに法人その他の団体にあっては代表者の氏名
二 人材認定等事業の内容
三 その他主務省令で定める事項
3  略
4  主務大臣は、登録の申請に係る人材認定等事業が次の各号のいずれにも適合していると認めるときは、その登録をしなければならない。
一 基本方針に照らして適切なものであること。
二 環境の保全に関する知識及び環境の保全に関する指導を行う能力を有する者の育成又は認定を適正かつ確実に行うに足りるものとして主務省令で定める基準に適合するものであること。
5~8  略
(写真をクリックすると拡大します)

[会報4号] 雨と水の季節に

2004年09月13日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.4
雨と水の季節に
市民部門 小関 幸子/裾野市
 
今年7月の新潟豪雨、福島県田子倉湖上流での土砂崩れ、新潟県湯之谷村での雪渓の崩落の3件は、それぞれ人命に関わる事故となっていて、その発生場所は80km四方に収まる範囲で起こっています。決壊した刈谷田川の源流となる守門岳と湯之谷村の荒沢岳は南北直線に40kmの距離にあり、その結んだ線から田子倉湖までは15kmという距離でしかありません。新潟豪雨前夜の天気予報では、はっきりと新潟県から福島県にかけて雨雲がおおっている予測画面を出しており、これは来るな、という感じの強い印象を持ちました。いつもは当たるも八卦、当たらぬも八卦という見方をしがちな天気予報ですが、今年ほど同じパターンを繰り返して豪雨、暴風に襲われると、当たらないかも、とは思えなくなっています。
 昨今、地球温暖化防止がらみで、森林のCO2吸収効果ねらいから、「森林」がそこここでクローズアップされてきています。森林が持つ機能に、雨水を溜めて徐々に吐き出す水は川の源流となる、という項目がありますが、今回の降雨量は集中度から森林に染み込む許容量をはるかに超えたため吐き出されたもので、降雨量と森林の保水機能の限界を知るという課題を与えられたものと思われます。今年2月には、静岡県東部山沿いで積雪があり、北側に公道のある我家では翌日の日中に溶けきれなかった積雪わずか3cmを夜間凍結の前に取り除こうと水をまいて溶かしました。約1時間、水を出しっぱなしにしていたので、風呂のシャワーより強めに出していたとして、1分間15Lとして900Lの水(風呂桶3杯分)を使い、間口13m、幅1m、高さ3cmで0.39m3、約400Lの雪を溶かしたということになりました。たとえ、例年みごとな雪渓を見せる残雪で、日常の常識から推測すれば危険極まりない場所であると判断しなければならない場所に、あえて近づく人間の持つ自信とは、かくも命を守る本能を超越しているのかと思い知らされます。
 「環境」が「問題」となったとき、何か特別な能力を持って取り組む課題となってしまったような昨今ですが、生命に関するリスクマネジメントは誰にでも必要最低限出来なければならない訳で、野山に出かける人は特に自然の驚異を忘れない事を自覚したいものです。「環境」を正しく捉えることの意義が、まず生きることにありたいものです。
 もし、同じ降雨量が富士山周辺にあったらどうなるかと、つい考えてしまいますが、希望的観測の域を出ませんが、富士山麓は全部吸収し、三島楽寿園の小浜池および周辺湧水群はたちまち満水になると思われ、富士山はえらい、ということになるのではないでしょうか。裾野市(市民)は何もしないと公言してはばからない某団体は、富士山麓に植樹をし、各家庭が節水をすれば湧水量を取り戻すことが出来ると、機会あるたびに発言されています。日本一水道代が安い沼津市と、雑誌広告に大書される富士山麓は、家庭向け上水道事業は順調です。行政の立場からは、上水が売れなくて困る事になるわけです。        今年明らかになったもうひとつの事件で、温泉が実は水道水やただの井戸水だった事件がありました。温泉量には限界があると思うことというのが専門家の見解です。地下水だって限界があると考えるべきと思いますが、富士山麓の地下水の本当の構造は謎のままで、県も市町村も事業者にとっても、それはアンタッチャブルのことのようです。富士山の裾野をそっとめくって見たいものです。「小浜池を常時満水に」をライフワークに定めて活動をしていきたいと思っています。多くの方々のお知恵を拝借したいと思います。よろしくお願いします。