家族と離れて暮らしている際に家族に介護が必要な事態になった場合、遠距離介護を行うという選択があります。しかし、実際に遠距離介護を行うには費用面でかなりの負担が生じます。それに伴うストレスなど、無理なく遠距離介護を続けていくためには様々な工夫とポイントがあります。
まず第一に浮かぶ費用負担は交通費ではないでしょうか。通う回数と利用する交通手段によってかかる費用は異なりますが、実際に遠距離介護には大きくのしかかってくる費用負担といえるでしょう。交通費を節約する方法として、公共交通機関での割引サービスの活用が挙げられます。電車や高速バスを利用する際は、回数券や往復割引券などを上手に活用し節約の工夫をすると良いでしょう。飛行機を利用する場合、介護帰省割というサービスを行っている航空会社もあります。申し込みには必要書類の準備が必要ですが、航空券は特に高額になる交通手段なのでこちらもうまく活用する事で大幅な節約になるでしょう。
交通費の他にも悩ませる遠距離介護費用が、介護サービス費用です。介護が必要な家族の身体状況が悪化している場合や、長期的に家族のもとへ帰省できない期間が発生してしまう場合、ケアマネージャーやホームヘルパーなど、不在中の自分の代わりに家族の様子を見てくれるサービスは必然的に活用せざるを得ないでしょう。介護保険の利用や、地域で行っているボランティア、NPOや社会福祉法人の全国社会福祉協議会などで無償で活用できるものがないか確認しておくとより安心です。さらに詳しく知りたい方は【新しい選択肢、遠距離介護】を、参考にてみてはいかがでしょう。