シティに泊まろう

アメトイで綴るおもちゃ達の日常

ヒーローズ・リボーン その19

2021-01-10 11:27:20 | 長編



続きです
前回:ヒーローズ・リボーン その18






現在

ここはシティダイナー・・・





「はい〜お待たせしました〜」
タランチュラ「おー!きたきた!待ってたぜ〜!」




ブリンク「あんたねぇ・・・それ何?」




タ「んあ?なにって・・・」



タ「ビーフだよビーフ!のステーキだよ!羽子板に見えるか?」
ブ「そういう事じゃなくて、金持ってないクセによくそんなモン頼めるわねって意味なんだけど」




タ「ウメェ!それよりお前は乳しか頼んでないけどいいのか?おっきくなれないぞ〜?」





ブ「ハァ・・・モォ〜いいわ・・・話の続きを聞かせてちょうだい」




タ「わかったわかった。え〜と」カチャカチャ
タ「黒幕の放った尾行者を捕まえて、拷問して隠れ家を聞きだし、俺達が逆に奇襲を掛ける(ヒーローズ・リボーンその15)とこからだよな」































・・

・・

過去

ここはシティに程近い喫茶店の地下・・・






























?「おい!俺様のピザに触るんじゃねぇ!」




クラウン「やれやれ・・・」



ク「ネズ公め、次見つけたらとっ捕まえて食ってやる」







ク「ふぅ・・・さて」










かぽっ!


ク「そりゃ!これでシティは俺様のもんだ!どうだ!?」







ク「・・・うーん、相変わらず何も起こらねぇ・・・やっぱりうさみの死体を始末しねぇとダメか?・・・・・・まぁそれも時間の問題よ。俺様の放った使い魔ちゃんが今頃場所を突き止めてる頃だしな」








ク「ククク・・・そうなりゃこっちのモンよ、なんたってこのシティにはスーパーヒーロー、スーパーヴィランがウジャウジャいやがるんだ!」





ク「主の力でそいつらを操って地獄に攻め込みゃあ、マレボルギアのヘルスポーン軍団が何万いようと目じゃねぇ!俺様が魔王だ!!



























プレスリー「よし、行くぞ!」
ブルズアイ「年寄りが張り切りやがって」
タランチュラ「あ、おい!うさみの死体はここに置いてっていいのか?」

プレ「あぁ・・・このぐらいの距離なら俺達も動けるだろうし、あまり敵に近づけすぎると気付かれて破壊される恐れがあるからな」





タ「そうか・・・そうだな・・・・・・よぉ、もうちょっとでモヒカンを取り返してやっから待ってろな!」
ブ「さぁ突入だ」
タ「あぁ、今行く」






タ「しかし・・・ひどいな・・・俺達3人以外はもうみんな動かなくなっちまったのか・・・?」













プレ「地下だって聞いたんだが・・・それらしき入口は・・・」
タ「せっかく拷問したのに・・・ガセ掴まされたってか?」
プレ「いいや、嘘を言ってるようには見えなかったんだが・・・」





ブ「ちょっと待ってくれ・・・・・・この辺りが怪しいな・・・」





ブ「む!ここに切れ目があるぞ・・・」






ブ「開いたぞ!」
タ「おぉ、でかした!」
プレ「なるほど、地下室というよりは貯蔵庫か・・・」








タ「暗くてよくわかんねぇけど、この下にいやがんのか・・・?」
プレ「ようし!それじゃ、ちょっと退いてくれるか」







ブ「ぶわっ!なんだそれ!」
タ「ゲッ!くっせぇ!」
プレ「隠れ家にあった鶏糞やら塩素やら体に悪そうな物をありったけ持ってきてやったんだ」






プレ「そしてこれを・・・」
ブ「それは・・・時限爆弾!」
タ「ホントあぶねージジイだぜ・・・」







プレ「うまく行けばダイオキシンが発生し、後藤は死ぬ」
タ(後藤?)
ブ(って誰だ?)





タ「あ、じゃあついでにコレも・・・」ポイッ
ブ「なんだそれ?」
タ「そこらへんに転がってた激辛ソース」





プレ「お、じゃあそこらへんの皿とかも投げ込んどくか・・・少しでもダメージになるだろ」ポイッポイッ







ブ「全く・・・発想が完全に悪者側だな・・・よし、閉めるぞ」
プレ「あとは爆発を待つだけだな」





ブ「これを重石にしておこう」
タ「お前が一番悪者っぽいけどな・・・」








ク「グヒヒ・・・この蛆のコクがたまらねぇ・・・ん?」



ク「なんだぁ?この臭いは・・・」




ク「せっかくのメシ時に一体なんなんだ・・・ったくよぉ」




ク「入口の方か・・・ちょっと見てくるか・・・」ブツブツ














ク「うおぃ!煙か?ホコリが舞ってんのか?!」




ク「ゲホッ!ゲホッ!何なんだこりゃ!臭えし目に滲みやがる!」






ピッピッピッピッ




ク「爆弾・・・ッ!」

ピッピッピッピッ






ピピピピピピピピピピピピ!

ク「くそったれが・・・!!」














「おっ」

ブ「無事起爆したようだな。どれ、死んだかな・・・」




タ「ん?」




「おい!気を付けろ!何か来るぞ!」


ブ「なにっ?」








ド ン !


バイオレーター(クラウン)「ぎゃぁぁあああああ!!!!」
ブ「!?」








ブ「おいおい、まだピンピンしてるじゃねーか!」





バ「糞が・・・やっぱりてめぇらか・・・コスい真似しやがって・・・絶対に生きて帰s

タ「隙あり!」
バ「ぐはぁっ!!」



バ「隙っていうかまだ喋ってる途中だろーぎゃああああぁぁあ!!









バ「ちょ、おい、まっ、」



ビィィィィィィィ

バ「痛!?足!?何?!」


バ「ッギィャァアアア!!!」



バ「ァァァアアア・・・!!!」プルプル
プレ「・・・・・・・」





バ「お、おい!もうちょっと他にやり方ないか?!後ろからチェーンソーで足狙うって..ギャッ!!」
プレ「・・・・・・・」





バ(よ、容赦と迷いが一切無ぇっ・・・!)





ブ「・・・・・・」
バ(と、特にアイツ・・・手を抜きはじめてやがる!)ブチッ!




バ「ガアアアッ!!ブチ殺すッ!!!」









バ「地獄の火炎を喰らいやがれッ!!」
ブ「おっと」サッ
タ「っ!?」



ブ「ふぅ、危ない・・・アイツ火も吹けるのか・・・!?」




ブ「なにぃ!炎が貫通してきただと・・・グゥゥッ!?」




バ「テメーらもいい加減にしやがれッ!!」
プレ「まずい!店が火の海になるぞ!」
タ「一旦外へ避難だ!」









ダダダダッ!


タ「ちきしょう、中々手強いヤツじゃねーか・・・」
プレ「あのまま押し切れればよかったんだが・・・」



プレ「!おい、ブルズアイはどうした?」
タ「何!?」



タ「炎に巻かれちまったか?!助けに行かねーと!」
プレ「ちょ、ちょっと待て!!」










ズズン・・・!






タ「げ・・・・・・」
プレ「それどころじゃあ・・・無さそうだ・・・」


 


つづく!

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