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8月21日 配信
犬を不幸にする4つの考え
08.21 20:20わんちゃんホンポ
犬を幸せにするのも不幸にするのも飼い主次第
犬は飼い主を選べません。飼い主さんが愛犬を選ぶのです。そして飼い主さんに選ばれた愛犬は、自分の犬生を飼い主さんに委ねることになります。それはつまり、愛犬を幸せにするのも不幸にするのも、飼い主さん次第ということです。
どの飼い主さんも当然、愛犬には幸せになってほしいですよね。しかし、飼い主さんの考えひとつで、愛犬を不幸にしてしまうかもしれません。
では、飼い主さんのどのような考えが愛犬を不幸にするのでしょうか?以下からご紹介していきます。
犬を不幸にする考え①しつけをするのはかわいそう・面倒くさい
飼い主さんが、「しつけをするのはかわいそう」または、「しつけをするのは面倒くさい」と考えて愛犬にしつけを行わないと、愛犬は人間社会の中でどう行動したらいいのかが分からず、ストレスを抱えながら暮らしていくことになります。
これは犬にとって、とても不幸なことです。愛犬が他人に迷惑をかけることなく、人間社会の中で幸せに暮らせるように、しつけを行うことは飼い主としての義務と言えます。
しつけはスムーズにいかないことも多く、時間と根気が必要になります。しかし、しつけの時間は愛犬とのコミュニケーションの時間になり、愛犬の学習意欲を満たすこともできます。そう考えると、しつけも楽しみながら行えるのではないでしょうか。
犬を不幸にする考え②散歩は面倒くさい
犬にとって散歩とは、エネルギーやストレスの発散ができるばかりではなく、外の刺激を感じることができる大切な時間です。
ですから、たとえペットショップで、「散歩は必要ありませんよ」と言われた小型犬であっても、散歩は必要です。
そして、大好きな飼い主さんとの散歩を楽しみにしている犬は多いです。
それなのに、飼い主さんが面倒くさがって散歩へ行かなかったり、行ったとしてもつまらなさそうな顔をしたりして歩いていては、愛犬の楽しい気持ちはそがれてしまいます。
飼い主さんと楽しいことを共有できない生活は、愛犬にとって幸せとは言えません。また、散歩へ行かないと運動不足やストレスから、心身の病気になる可能性があります。
愛犬の幸せのためにも、健康寿命を縮めないためにも、散歩は愛犬と楽しみを共有する時間と考え、愛犬との毎日の散歩を大切にしましょう。
犬を不幸にする考え③犬は癒すだけの存在
愛犬は飼い主さんを癒してくれますが、決して癒すだけの存在ではありません。命ある生き物です。
犬には散歩や食事はもちろんのこと、お手入れやしつけも必要ですし、病気やケガをすれば、そのケアが必要になります。いろいろとお金もかかります。また、きちんと向き合う時間を持ってあげないと、ストレスが溜まります。
こうしたことをきちんと理解せずに、「癒すだけの存在」と考えて安易に犬を飼ってしまうと、手に負えなくなって、愛犬を不幸にする可能性が高くなります。
犬は癒すだけの存在ではなく、10年以上の世話が必要な生き物だということを忘れないでください。
犬を不幸にする考え④人間と同じように生活させたい
愛犬を家族の一員と考える飼い主さんは少なくないです。そして中には、愛犬を擬人化して、人間と同じように生活させるのが愛犬にとって幸せなことと考えてしまう飼い主さんもいます。
愛犬を家族として愛するのはとても素晴らしいことですが、人間は人間、犬は犬です。人間にとって快適なことが、犬にとってもそうであるとは限りません。
例えば、人間は服を着るのが当たり前のことですが、犬には元々服を着る習慣はありません。ですから、おしゃれのために無理に服を着せられると、犬はストレスに感じます。
また、人間と犬とでは必要な栄養素が異なり、塩分、糖分、脂分が高い人間の食事を愛犬に与えると、肥満や病気の原因になります。犬にとって有害な食材が含まれていれば、中毒症状を起こすこともあります。
もし愛犬を擬人化して、「クレートに閉じ込めるのはかわいそう」とハウストレーニングを行わないでいると、災害時に避難所生活になったときや、ペットホテルに預けられたとき、動物病院に入院したときなどに、ストレスや不安感から体調を崩すリスクが高まります。
ちなみに、犬は元々穴倉で暮らしていたため、頭上や側面が覆われた空間にいると安心する習性があります。
愛犬は家族の一員であっても、人間と犬は違う生き物です。
愛犬を人間と区別して考えることが、愛犬の幸せにつながります。
まとめ
犬を不幸にする考えを4つご紹介しました。愛犬を愛するが故に持つ考えが、愛犬を不幸にしてしまうこともあるので、気をつけなくてはいけませんね。
愛犬を不幸にしないためには、たくさんの愛情を注ぐのはもちろんのこと、犬の習性や本能などを理解することも大切です。犬とはどういう生き物であるのかが分かれば、おのずと愛犬を幸せにする考えが持てるのではないでしょうか。
愛犬に「この人が飼い主で幸せだった」と思われる飼い主でありたいです
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