猫の便利屋

猫とおじさん

震災時の記事を見て2

2018-01-04 | 日記
2019/09_2

全ての職人さんの安否を確認し終え

事務所へ向かった


最初に目にしたのが

後輩が涙ぐんでいる姿

どうしたと聞くと、私が死んだという誤報があったらしい

なくな後輩、生きてるぞ

けれど、少しだけ嬉しく感じた


事務所は3階にあったが、階段は比較的被害はなかった

が、中へ入ると凄まじく

全ての物という物が潰れひしゃげ

イチョウの葉が積み重なるような光景に


それでも、事務所に残っていた人達に怪我がなかったのは奇跡と言えた

こんな状態では何もできない

そして危険
(まさか後に爆発するとは、そこまでは考えていなかった)


上司の判断で、即帰宅し待機と命令が出た

帰れと言われたが、この状況で車の鍵を探すとなると

ふとそんな考えが浮かんだ気がする


机の残骸から鍵を探し出し

職場をあとにする

けれど、何千人もの人達が同時に帰宅するのだ

大渋滞となるのは分かりきっていた

帰れたのは数時間後


私が宿泊していたのは、こじんまりとしたホテル
(年中国内のプラントを行き来してるので
ほぼホテルかマンスリーマンション)

そこはなんとか無事ではあったが

帰路途中に目にする民家はほぼ崩壊状態

皆無事なのだろうかと考える



自室に戻ると部屋も泥棒でも入ったのか状態

会社の制服のまま横になる

余震が続く

長い長いめまいのような気がした

もう既に携帯は不通である



眠ることもできず、めまいが続く

数時間後、会社からの命令ではなくホテルの従業員から

逃げてくださいとの一言

爆発したのだ


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