宮下の帰ったあと
召使いに
もっとあの女の好きそうな
真紅の薔薇をお願い
そう言って振り返る
バンッ！
扉が開いてその瞬間
地鳴りか山が裂けるような音が響く
ガガガガガガガガガガガガ
召使いの花瓶の薔薇が
咲き狂うように飛び散り
薔薇が増えるように
機関銃の放つ弾と
召使いとその女の血飛沫が
咲き狂う薔薇が咲き誇るように
花弁が開いていく
奥に男達は入って
薔薇には目もくれない
由加子の相続のお金があれば
密入国は全員生活できるんじゃない？
無邪気に話したその女は
その札束を数える刑事達の前で
無邪気に咲き狂い散る
血飛沫は刑事達の
目玉の充血のようにまだ
その部屋で咲き狂い散る
その女の男
嘘の刑務所名簿嘘の警視庁データ
嘘の警察情報嘘のお友達の
書類改竄を公安部捜査されていると
知らない
石田享は
父親に言われた通り
息子を密入国王子にした
その薔薇の花束を
彼女に渡す
東京警察病院院長の娘へ
警察官僚の息子で病院長の息子でもある
憎い天野を見た時に
一瞬でできた
天野忠殺人事件は
彼らの今どきの隠語
極左
その逮捕で
幕を閉じる筈だ。
石田は
山館とその養子の天野君の兄貴と
宮内と工藤たちと
風俗という風俗をたぶらかし
天野君の家にはいつものように
兄貴に文句言う天野君が怒って待っている
風俗知らないと笑われるのを
待っているように。
話を取りまとめ犯罪させる
由美ちゃんつまりさとみは
暴力団夫である
石田と工藤と笑っている
みんなで
風俗に赤子がいくらできても
総理大臣殺しても
女性国会議員暴行しても
口を揃えて
忠君が犯人だと
性暴行のようなリンチの脅迫と
犯罪証拠をみんなでどんどんつくる。
天野君は警察学校主席だった。
石田は3才で前科がついてた。
天野は馬鹿だと言う言葉が
石田は好きだった。
石田 指定暴力団山口組
由美ちゃん 指定暴力団山口組
山館 指定暴力団稲川会
宮内 指定暴力団工藤會
工藤 指定暴力団住吉会
日本北海道本部函館
日本警察最高司令官宮内
