着実な進歩
あなたは着実に進歩し続けてきました。そして、この進歩 (完成ではなく) が大切なのだと認めることに意味があります。あなたが、どれほど多くのものをこれまでに達成してきたか、そしてその過程でどれほどたくさんの人々を助けてきたかを認めるようにというメッセージなのです。自分がしたことが間違いだったと思うのはやめましょう。罪悪感と後悔は何の役にも立たないので、今日中に手放すようにしてください。
また、したことやしなかったことに対して、自分自身を許さなければなりません。聖テレーズは、完璧にスピリチュアルな人生を送ったわけではありませんでした(たとえば、祈りの最中によく居眠りし、集中できないこともありました)。
とはいえ、彼女は、私たちと天や神とをつなげているのは、着実な進歩という「小さき道」であると主張しました。彼女はこう書いています。
「挑戦から学び成長しなさい。しかし、挑戦が献身や霊的な道の妨げになることがあってはなりません」と。
聖テレーズは1873年にフランスのリジューで生まれ、2人の姉妹とともにカルメル会の修道女になりました。そこで、彼女は神秘的な体験をするようになり、(修道院長の指示によって) 魂の物語という自叙伝を書き残しました。
潰瘍、結核、関節炎患者の多くが奇跡的に癒されたのは、聖テレーズの神への祈りによるとされています。臨終の場で彼女は、自分が助けに来ていることを示すサインとして、バラの花を送ると約束したことから、彼女はしばしば「小さき花」と呼ばれています。