お茶の、先生には、色々教わりました。
私の母も、かなり、厳しい人でしたけど、お茶の先生は、もう1人の母のようでした。
玄関上がる時、つい、後ろ向きで、草履を脱ぐと、人の家に、上がるのに、お尻から、入る人が、ありますか!と。
茶室から、声が。
玄関見えてないのに、どうして、わかったのかしらと、不思議に思ってました。
お茶室にいると、小さくコツンと、草履が、当たる音が、聞こえたみたいです。
本当は、前から、入り、振り向いて、草履を揃えて、上がらなくてはいけなかったんです。
次から、お茶のお稽古に行く時は、気をつけるようにしました。
今日は、大丈夫と思い、玄関入ったら、人の家に、入るのに、コートや、ストールしたまま、入る人が、ありますか!
と、また、先生の声が、しました。
今日は、どうして、わかったのかしら?と、そしたら、和装のコートの、ホックは、大きくて、ポチッ、ポチッと、音が、したみたいです。
こんな事で、お茶を、習いたての時は、注意されない日は、なかったでした。