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幸福実現党
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.31
2015年1月6日発行
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江夏正敏 幸福実現党
政務調査会長のオフィシャルブログ
http://enatsu-masatoshi.com/
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「2015年の政治を“智慧”と“板垣退助”で考える」
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●戦後70年。
明けましておめでとうございます。2015年、戦後70年の節目の年となりました。
70年間、敗戦国として、必要以上に不当な扱いを日本は受けてきました。この状態を甘受し続けるかは、日本国民の責任です。
もうそろそろ、真実の光を照らすことで、日本が縛られている状況から解放し、世界の平和と繁栄に貢献する責任ある国家へと転換する時期が来ていると考えます。
私たち幸福実現党は、その方向で努力してまいります。今年もよろしくお願いします。
●日本国民の根本的な精神態度。
さて、このように自虐史観の払拭に努力してまいりますが、今回は、日本国民における根本的な精神態度の問題を論じていきたいと思います。
●バラマキ政策が勝つ選挙の問題。
昨年末の衆院選で、消費増税が議論されましたが、その根本には国家財政の赤字問題があります。
残念ながら日本の財政赤字率は世界一。しかし、家計や会社と違って、国家はすぐに破産・倒産するわけではありません(自国民が国債を買っているため)。
ですが、会社的には倒産しているレベルです。
それにもかかわらず、選挙のたびに、有権者の歓心を買うためにバラマキ政策が幅を利かせています。
個人で行ったら買収ですが、政党が行ったら “立派な政策”となるという現実があります。組織的買収を合法的に行っているようのものです。
政府はゼロ金利にしてお金をジャブジャブ状態にし、法人税減税をして、なんとか景気回復をしようとしていますが、失業対策に終始しているとも言えます。
このまま放置すれば、失業者が増大し、社会保障の負担が重くなるところを、「企業を補助して、雇用を守ってもらう方がまだましだ」という見方もあるのです。
ですから、国家運営を経営という観点から見れば、このようなバラマキは大甘な政策と言わざるを得ません。
サラ金に手を出して、ばら撒いてお客さんを繋ぎ止めようとしている状態です。
●国民一人一人の智慧。
やはり、個人や企業が、本当の意味で付加価値を創造しなければ、日本の景気回復は本格化しません。
政府頼み、運頼みにしていては、やがて日本は没落していくことになります。
その付加価値を創造するためには、単なる情報や知識ではなく“智慧”が必要となってきます。
国民一人一人が国家にぶら下がるのではなく、心を入れ替え、もう一度、力強い「繁栄の息吹」をこの国に満ち満ちさせることが大事なのです。
「何のために人間は存在するのか」「人間が仕事をする意義は何か」を問いつつ、自分が為すべきことを忍耐と努力で実現していったときに、国家は繁栄するのです。
つまり、自分の使命の自覚をした国民が一人でも多く出ること、すなわち本当の“智慧”をつかんだ国民が一人でも増えることが大切なのです。
ですから、今、政治の世界で公然と行われているバラマキに代表されるような「大きな政府」は、必ず国民の堕落を招くことになります。
国民に大甘な政策の人参をぶら下げて、選挙で勝つような仕組みに慣らされた国家は、潰れていくのです。
本当に国民の幸せを願った政策は甘くはなく、一見、厳しい政策として現れてくることが多いのです。
その方が“良薬は口に苦し”で、結局は国家が健全に発展していくことができるのです。
●板垣退助の民主主義。
ここで、明治時代に自由民権運動を推進した板垣退助の考え方から見てみます。
故・岡崎久彦氏の著書『どこで日本人の歴史観は歪んだのか』(海竜社)p46から引用します。
「(戊辰戦争時の)会津攻めの時、長州・土佐の連合官軍も、城に籠って守る会津兵も、ほぼ同数の三千人。攻守同じ数なので官軍が勝てるかどうかわからない。
もし、庶民が会津藩側につくと、官軍はとても勝てないはずです。ところが会津に板垣が行ってみたら、庶民は荷物を背負って国を捨てて逃げてしまった。
そこで彼は考えたのです。『これは封建時代に上の人間が下と苦楽を共にしていないからだ。
今は帝国主義時代で、イギリスやロシアが日本を取りに来るかわからない。その場合に庶民が協力しなければ日本は滅びる。
だから権力を分けあって苦楽を共にしないといけないのだ』と。軍事的合理性から、彼は民主主義を思いついたのでした。
そこから始まった板垣退助の民主主義です。これは一生の信念で、最後まで一ミリも変わりませんでした。
日本の国というものを守るためには、民主主義でないと守れない。
これは彼の言った通りで、日清、日露の戦争で国民全部が愛国心に燃えて戦争をしたのです」
●独立不羈の精神と宗教心。
何が言いたいのかというと、
「国家を独立させ、豊かにするためには、自由で民主主義的な政治体制の中で、国民一人一人が独立不羈の精神を持って努力することが必要だ」ということです。
本来の民主主義は、国民に自助努力の精神を促し、言い訳を排して、公のために奔走する国民をつくることにあります。
そのためには、強靭な精神性が必要不可欠で、その根底には、自らを律し、他者に慈愛を投げかける宗教心が根底になければ成立しないのです。
だから、板垣退助は、西欧が民主主義を成功させている要因にキリスト教があると考えました。
そこから神の偉大さを痛感し、周りの人々にキリスト教を勧めていたのです。
●今の政治に必要なこと。
ここから見えることは、今の政治は非常に浅薄で、利益誘導の政治屋がいかに多いかということです。それでは国民は不幸です。
国民に民主主義の前提である自由の素晴らしさを伝えること。
独立する気概を根底に持ちつつ、国民一人一人が愛国心に燃え、日本を発展・繁栄させるために努力すること。
そして、世界の平和と繁栄に貢献することを喜ぶ人々をつくること。
そのための“公の精神”を養うために宗教を大切にすること。
その結果、国民一人一人が“智慧”を修得し、真実の幸福に目覚めていくことになります。
●「智慧の時代」の到来。
これらの理想を考えたとき、自民党政治では駄目だと考えています。
自民党の先祖は板垣退助がつくった愛国公党、そして自由党です。
明治初期の時代の理想からすれば、現代の政党政治は進んでいる訳ではなく、退化していると言っても過言ではありません。
板垣退助の理想に、真実の人生観、信仰観を合わせた政治こそが、未来を切り開いていくことになるのではないかと考えます。
国民一人一人が、人生の目的と使命に目覚めた「智慧の時代」の到来こそ、日本や世界の福音となるに違いありません。
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2、編集後記
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今年は「知的生産」が必要な年となりそうです。
そのためには、「習慣の力」が大切です。
習慣の力を支えるのが「意志力」「克己心」「志」と言われています。
やはり、努力しかないようですね。
ともに頑張ってまいりましょう。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、政務調査会長。
http://enatsu-masatoshi.com/profile
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◆ 発行元 ◆
江夏正敏(幸福実現党・政務調査会長)
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