写真:Korkusung / Shutterstock.com
日本もあらゆる面で中国等の操作を受けている可能性が高いですね。
一向に良い方向に向かわない政治、経済。
そろそろ悪循環から抜け出したいところです。
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豪亡命の中国スパイが語った香港・台湾への工作 【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2019.12.05
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16549
《本記事のポイント》
- 中国スパイが「スパイ活動に嫌気」でオーストラリアに亡命
- 香港・銅羅湾書店誘拐事件も王の仕業!?
- 台湾の選挙にもサイバー攻撃・メディア懐柔
米ワシントン・ポスト紙(11月26日付)によれば、ここ1週間ほどで、習近平主席は3つの悪いニュースに接したという。
1つ目が、11月16日付米ニューヨーク・タイムズ紙で、新疆ウイグル自治区の収容所(再教育キャンプ)に関する詳細なレポートが報じたられたことだ。
2つ目が、23日付豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙で、中国のスパイだったと自称する王立強(William Wang)が、香港と台湾、豪州で行っていた諜報活動を暴露し、オーストラリアへの亡命を希望したことだ。
3つ目が、24日に香港で行われた区議会選挙で、「民主派」が8割を超える議席を獲得し「親中派」を撃破したことだ。
ここでは、2つ目の「王立強亡命事件」について取り上げたい。
「スパイ活動に嫌気」
中国の元スパイを自称する王立強(福建省出身の26歳、名前は仮名だという)が10月、オーストラリアに亡命した。
王は、5月頃から豪州保安情報機構(Australian Security Intelligence Organization; 略称ASIO)に中国関連の機密情報を流している。
王は、スパイ活動に嫌気が差したので、オーストラリアへ亡命したという。
この人物が、本当に豪州への亡命を求めたのか、それとも「二重スパイ」となるため、わざと同国へ亡命したのかはまだ確定していない。『孫子』を読めばわかるように「二重スパイ」とは相手の懐に飛び込み、さも味方の振りをして敵を欺く、中国の古典的手法である。その疑いが残る限り、豪州や台湾は、王の情報を慎重に精査しなければならないだろう。
香港・銅羅湾書店誘拐事件も王の仕業!?
王立強が語った主な"業績"は、2015年12月、香港において、銅羅湾書店の株主、李波を誘拐し、中国大陸に連れ去ったことだという。
銅羅湾書店は、自社で製本し発行を行う。同書店は『習近平とその6人の愛人達』(その中の1人が、1989年の「民主化運動」の指導者、柴玲だと言われる)という本を発行予定だった。習近平政権は、このことを知って、同書店全員を拉致・連行するよう命じたのである。
他にも王は、香港おいて次のようなスパイ活動を行っていたという。
まず、中国の学生に奨学金や旅行代、教育基金等を出し、香港に招く。そして、彼らに偽の「香港独立」組織をつくらせ、若い香港人を勧誘して加入させる。そして、加入したメンバーが、どのような人物なのか、また、家族関係はどうなっているのか等を探らせた。王は、香港関連で中国共産党から毎年5000万元(約7億7800万円)の工作費が出たと語っている。
台湾の選挙にもサイバー攻撃・メディア懐柔
王は、台湾での工作にも携わっていたという。2018年、民進党に20万回のサイバー攻撃を仕掛けた。
また、来年1月の台湾総統選挙に向け、国民党の総統候補・韓国瑜を支持するよう、台湾メディアに対し、選挙資金15億人民元(約233.6億円)を配った、と王は証言している。
以下、詳細は本サイトでご覧ください。
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16549
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