息子さんの死を通して、仏法真理に目覚めた夫婦。
もしかしたら、息子さんはそのために生まれてすぐ亡くなられたのかもしれません。
この世での体験には、すべて意味がありますから、やはり何事にも感謝して生きていくことが
大事ですね。
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人生の意味を教えてくれた息子に、ありがとう。【体験談】
2018.03.31
HAPPY SCIENCE
https://happy-science.jp/info/2018/33395/
長年唯物論者だったという、アメリカ在住のA・Mさん。初めての子供が生まれ、喜びでいっぱいだった彼の家庭に、突然悲劇が襲います。その悲しみを克服し、幸福な人生を歩み始めるまでの心の軌跡を聞きました。
A・Mさん(アメリカ)
(月刊「幸福の科学」371号より転載・編集)
唯物論者だった男性がたどり着いた真実の世界観とは―
1985年、私はアメリカ・ロサンゼルスに、5人兄弟の末っ子として生まれました。幼いころは、両親に連れられて教会に行くこともありましたが、牧師の説教中に居眠りをしているような子供でした。
その後、コロンビア大学院に進学。理系の学問を学ぶうち、「神」や「死後の世界」といった〝非科学的なこと〞は信じず、唯物論的な考えを持つようになっていったのです。
卒業後は、医薬品の物流会社に就職し、管理職を任されるように。そして26歳のときに、大学時代に知り合ったSと結婚。6年後の2017年4月には、待望の息子・Tが誕生しました。
私たちは、子育ての準備をしっかり整えていたので、すべてが順調でした。そのときはまだ、この幸せがずっと続いていくものと思っていたのです。
突然の異変
Tが生後1カ月になったある日。
「うぅ……、うぅ……」
お昼寝から目覚めたTが、突然うめき声を上げ始めたのです。
「T! どうしたんだ!」
異変を感じ、私と妻は、息子を連れて救急病院へと急ぎました。
さまざまな検査を受けた結果、告げられた病名は「腸回転異常症」。人の腸は、母親の胎内で育っていく間に、回転しながら固定されるそうですが、その成長過程で異常が発生する病気だということでした。
さらに、腸捻転(ちょうねんてん)という腸がねじれる症状も併発していたため、緊急手術を行うことに……。
(どうか手術が成功しますように……)
私たちは祈るような気持ちで、手術が終わるのを待ちました。しかし―。
「腸の大部分が壊死(えし)しているので、生命維持装置がなければ生存できない状態です。今後、息子さんが回復する見込みはありません。もし望まれるなら、生命維持装置を外(はず)すこともできますが……」
「そんな! 昨日まであんなに元気だったのに……」
私と妻は、長い時間をかけて話し合いました。しかしこれ以上、Tの苦痛を長引かせることはできない―。
苦しみ抜いた末、私たちは、最愛の息子の体から生命維持装置を外すという苦渋の決断をしたのです。
Tは、たった1カ月の短い人生を終え、息を引き取りました。
(これは正しい選択だったんだろうか……。どうしてこんな目に遭わなきゃならないんだ―)
これから家族3人で、たくさんの思い出をつくり、幸せな家庭を築いていくはずでした。
後から後から、涙があふれてきます。私たちは悲しみに暮れ、やり切れない思いが、心のなかで渦巻きました。
医師から手渡された書籍
息子を亡くして数日後、私と妻は、自宅近くのかかりつけ医師の診療所を訪ねました。
息子の死を伝えると、彼はとても驚いていましたが、すぐに一冊の書籍を取り出し、私たちに手渡したのです。その表紙には『永遠の法』(※1)と書かれていました。
(永遠の法……? 何の本だろう?)
(※1)英語版『永遠の法』(The Nine Dimensions) 大川隆法 著 幸福の科学出版刊
「息子さんを亡くされて、おつらいでしょう。でも、人生は霊的な視点で見なければ分からないことがあります。人がこの世に生まれてくるのは、さまざまな経験を通して、魂を磨くためなんですよ。人生の苦難が、実は成長の機会でもあるんです」
(魂……?)
私はなぜか、医師が語ったその話を、以前にも聞いたことがあるような気がしました。そして帰宅するとすぐに、その書籍を読み始めたのです。
「人間のほんとうの生命体というものは、何万年、何十万年、何百万年、何千万年、さらには何億年にもわたって、生き通しの生命なのです。(中略)魂というものは、あるいは人間の本質というものは、永遠の旅人なのです。それが実態であると言えます」
そこには、人間の本質が魂であることや、人はなぜ生まれてくるのか、死後どのような世界に還(かえ)るのかなど、人生の疑問に対する答えが、明確に書かれていました。
(肉体が亡くなっても、Tは魂として生き続けてるってことか……)
神や霊を信じていなかった私の胸の内から、なぜだか、温かいものが込み上げてくるのを感じました。妻もその書籍を読み、内容に驚きつつも感動しているようでした。
(死ねばすべて終わりだと思っていた。でもそれは、間違ってたのかもしれない……)
数週間後、私たちは書籍の巻末を見て、ハッピー・サイエンス(幸福の科学)のロサンゼルス支部を訪ねてみました。
出迎えてくれた支部長に、『永遠の法』を読んだことを伝えると、支部長はハッピー・サイエンスの教えについて、いろいろと説明してくれました。そして息子を亡くしたことを打ち明けると、親身になって私たちの悲しみを受け止め、励ましてくれたのです。
「もっとこの教えを学んでみようか」
私たち2人は、その日、ハッピー・サイエンスのメンバーになりました。
以下、詳細は本サイトでご覧ください。
https://happy-science.jp/info/2018/33395/
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