東日本大震災で急に亡くなられた方は、自分が死んだこともわからず、生きているものとして
この世を彷徨っている状態なんだと思います。
生きている間に、仏法真理を学び、あの世の存在、永遠の生命、人間は霊的な存在であることを
知っていれば、急に死を迎えてもこのようになることはありません。
一人でも多くの方が、幸福の科学の教えに触れ、学ばれることを望みます。
今でも成仏されていない多くの方々の一日も早い成仏、天上界へ帰られますことを
祈念します。
「お化けや幽霊見える」 心の傷深い被災者 宗教界が相談室
2012.1.18 11:49 [宗教]
「お化けや幽霊が見える」という感覚が、東日本大震災の被災者を悩ませている。震災で多くの死に直面した被災者にとって、幽霊の出現は「心の傷の表れ」(被災地の住職)という見方もある。だが、行政に対応できる部署はなく、親族にも相談しづらい。心の傷を癒やすよりどころになろうと、宗教界は教派を超えて取り組んでいる。(荒船清太)
1月初旬、仙台市の仮設住宅に住む70代の夫婦が市内の浄土宗寺院、愚鈍院をお参りに訪れた。いつも通りあいさつを交わした中村瑞貴住職に、夫が「実は…」と口を開いた。始まったのは「お化け」に関する相談だった。
「仮設住宅に何かがいる。敷地で何かあったんじゃないかと思う」という夫に、中村住職は「供養しましょうか」と応じた。仮設住宅でお経を唱え、供養を終えると、「誰にも相談できなかったんです」。夫はホッとした表情でそう打ち明けたという。
「水たまりに目玉がたくさん見えた」「海を人が歩いていた」…。被災者の“目撃談”は絶えない。遺体の見つかっていない家族が「見つけてくれ。埋葬してくれ」と枕元に現れたのを経験した人もいる。
ただ、被災者がこうした相談を持ちかける機会はまれだ。キリスト教や仏教など教派を超えて支援活動を行っている日本基督教団仙台市民教会(プロテスタント)の川上直哉牧師は「(お化けは)行政には対応できないし、親族や近所にも相談しにくい」と話す。
一緒に支援に関わる宮城県栗原市の通大寺(曹洞宗)の金田諦応住職も、「いる、いないは別にして見ているのは事実。みな、心の構えがないまま多くの人を亡くした。親族や仲間の死に納得できるまで、上を向けるようになるまで、宗教が辛抱強く相談に乗っていくしかない」と話す。
金田住職は昨年9月、川上牧師と一緒に仙台市内の仮設住宅の自治会長に招かれ、お化けの悩みに関して講話を行った。金田住職は「多くの人が亡くなり、幽霊を見るのは当然。怖がらないでください」と講演。参加者は納得したような表情を見せていたという。
金田住職はいう。「幽霊について悩むことは、亡くした家族のことから少し離れて生と死を考えるきっかけにもなる。そこから生の世界で前に進む姿勢を示せるようになることにつながればいい」
各教派でつくる宮城県宗教法人連絡協議会は僧侶、神父、牧師、神主が電話で相談に乗る「心の相談室」を実施しており、金田住職は「気軽に相談してほしい」と呼びかけている。連絡先はフリーダイアル0120・828・645。水曜、日曜の午後3~10時。
◇
お化けの相談に限らず、宗派どころか仏教やキリスト教など教派の垣根を超えて連携した震災支援活動が続けられている。
宮城県石巻市の寺院では昨年、クリスマス会を開き、牧師と僧侶の両方が講話をした。「住民もその方が集まりやすい」と日本基督教団仙台市民教会の川上直哉牧師は指摘する。
「家々の残骸を前に教派も教団もない。不条理な自然の前に安っぽい教理は通用しない」と宮城県栗原市の通大寺の金田諦応住職。仮設住宅などでお茶を飲みながら被災者の話を聴く「カフェ・デ・モンク」というプロジェクトでも川上牧師と連携している。
教派を超えた支援が広がる背景には別の側面もある。「特定教派に偏らないため、行政とより連携しやすい」(川上牧師)のだ。
仙台市の愚鈍院、中村瑞貴住職は「今後は地元と災害時の協定を結んだりするなど、(関係に)風穴が開けられればいい」と話している。
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120118/trd12011811500005-n1.htm
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生きている間に、仏法真理を学び、あの世の存在、永遠の生命、人間は霊的な存在であることを
知っていれば、急に死を迎えてもこのようになることはありません。
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「お化けや幽霊見える」 心の傷深い被災者 宗教界が相談室
2012.1.18 11:49 [宗教]
「お化けや幽霊が見える」という感覚が、東日本大震災の被災者を悩ませている。震災で多くの死に直面した被災者にとって、幽霊の出現は「心の傷の表れ」(被災地の住職)という見方もある。だが、行政に対応できる部署はなく、親族にも相談しづらい。心の傷を癒やすよりどころになろうと、宗教界は教派を超えて取り組んでいる。(荒船清太)
1月初旬、仙台市の仮設住宅に住む70代の夫婦が市内の浄土宗寺院、愚鈍院をお参りに訪れた。いつも通りあいさつを交わした中村瑞貴住職に、夫が「実は…」と口を開いた。始まったのは「お化け」に関する相談だった。
「仮設住宅に何かがいる。敷地で何かあったんじゃないかと思う」という夫に、中村住職は「供養しましょうか」と応じた。仮設住宅でお経を唱え、供養を終えると、「誰にも相談できなかったんです」。夫はホッとした表情でそう打ち明けたという。
「水たまりに目玉がたくさん見えた」「海を人が歩いていた」…。被災者の“目撃談”は絶えない。遺体の見つかっていない家族が「見つけてくれ。埋葬してくれ」と枕元に現れたのを経験した人もいる。
ただ、被災者がこうした相談を持ちかける機会はまれだ。キリスト教や仏教など教派を超えて支援活動を行っている日本基督教団仙台市民教会(プロテスタント)の川上直哉牧師は「(お化けは)行政には対応できないし、親族や近所にも相談しにくい」と話す。
一緒に支援に関わる宮城県栗原市の通大寺(曹洞宗)の金田諦応住職も、「いる、いないは別にして見ているのは事実。みな、心の構えがないまま多くの人を亡くした。親族や仲間の死に納得できるまで、上を向けるようになるまで、宗教が辛抱強く相談に乗っていくしかない」と話す。
金田住職は昨年9月、川上牧師と一緒に仙台市内の仮設住宅の自治会長に招かれ、お化けの悩みに関して講話を行った。金田住職は「多くの人が亡くなり、幽霊を見るのは当然。怖がらないでください」と講演。参加者は納得したような表情を見せていたという。
金田住職はいう。「幽霊について悩むことは、亡くした家族のことから少し離れて生と死を考えるきっかけにもなる。そこから生の世界で前に進む姿勢を示せるようになることにつながればいい」
各教派でつくる宮城県宗教法人連絡協議会は僧侶、神父、牧師、神主が電話で相談に乗る「心の相談室」を実施しており、金田住職は「気軽に相談してほしい」と呼びかけている。連絡先はフリーダイアル0120・828・645。水曜、日曜の午後3~10時。
◇
お化けの相談に限らず、宗派どころか仏教やキリスト教など教派の垣根を超えて連携した震災支援活動が続けられている。
宮城県石巻市の寺院では昨年、クリスマス会を開き、牧師と僧侶の両方が講話をした。「住民もその方が集まりやすい」と日本基督教団仙台市民教会の川上直哉牧師は指摘する。
「家々の残骸を前に教派も教団もない。不条理な自然の前に安っぽい教理は通用しない」と宮城県栗原市の通大寺の金田諦応住職。仮設住宅などでお茶を飲みながら被災者の話を聴く「カフェ・デ・モンク」というプロジェクトでも川上牧師と連携している。
教派を超えた支援が広がる背景には別の側面もある。「特定教派に偏らないため、行政とより連携しやすい」(川上牧師)のだ。
仙台市の愚鈍院、中村瑞貴住職は「今後は地元と災害時の協定を結んだりするなど、(関係に)風穴が開けられればいい」と話している。
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120118/trd12011811500005-n1.htm
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