自身の体験を思い出しながら、おもわず泣いてしまいました。もうこの世に存在しない身内からのメッセージ、私も確かに聞いたことがあります。
はじめて身内を亡くすときの「死してこの世を去る者への執着」も本当に気持ちは
よくわかります。
永遠の生命、人間の本質は魂である、この世は魂修行の場であり、肉体は
魂修行のためのこの世での乗り物である等、仏法真理の学びを実体験する
時でもありますね。
人に死は必ず訪れますから、それまでにはすべての人に仏法真理を知って、学んで
頂きたいですね。
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夫の死の悲しみを乗り越えて「あなた、天国でまた会いましょう」【幸福の科学 信仰体験】
この記事は、隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第150号より転載し、編集を加えたものです。
Kさん(40代・女性)
https://happy-science.jp/info/2017/31663/
夫の死の悲しみを乗り越えて
「あなたが天国に旅立ってから、もうずいぶん経ちましたね。私も2人の息子たちも元気にすごしています。あなたも天国で、幸せに暮らしていますか?」
私は今、こうして笑顔で、天国にいる夫のことを想うことができます。
最愛の人を失い、一時は何も手につかなくなった私が、どのようにして悲しみを乗り越えていけたのかを、お話しさせていただきたいと思います。
余命宣告
「残念ながらご主人は、肺ガンの末期の状態です」
脇の下の腫(はれ)に気づき、念のために受けた検査。夫も同席するなかでの医師の告知に、私は愕然としました。
(何かの間違いに決まってる。毎年、人間ドックだって受けてるんだから!)
医師の説明では、ちょうど肋骨の陰に病巣があり、健康診断では見落とされていたということでした。さらに、リンパ節に転移したため、短期間で脳にまで遠隔転移。「運が悪かった」と言われました。
夫のいないところでは、「余命3カ月から半年」とも—。
まだ42歳の働き盛り。長男は中学受験を控え、次男は小学3年生です。
(どうしてなの? 私たち、何も悪いことはしてないのに。どうしてパパなの?)
頭の中が真っ白になりました。
押し寄せる後悔
夫のYとは、お見合い結婚でした。
「親孝行で優しそうな人だな・・・」。彼の誠実な人柄に惹かれました。お見合いの2カ月後には結納を交わし、翌年結婚。2人の男の子にも恵まれ、絵に描いたような幸せな結婚生活を送っていました。
それが一転、結婚13年目にして、突如苦しみのどん底に突き落とされたのです。
確かに、夫には喫煙の習慣がありましたし、発病した頃は仕事でもかなり無理を重ねていたようでした。自動車メーカーの輸出担当で海外出張も多い上、不況による人手不足で、帰宅が深夜1時、2時になることも珍しくなかったのです。
正直、「こんなになるまで、働く必要はあったの?」と会社を恨みました。
しかし何よりも、妻である自分を責めました。「毎日顔を見ていたのに、どうしてもっと早く異変に気づいてあげられなかったんだろう・・・」。悔やんでも悔やみ切れませんでした。
しのび寄る死の影
「絶対に治す方法があるはずだ」。私は連日、「ガン」と名の付く本を読みあさり、民間療法や健康食品も調べ尽くしました。しかし、必死の努力も空しく、病状は日に日に悪化。食欲も落ち、リンパ節が腫れて左腕が不自由になり、かつての元気な姿は見る影もなくなっていきました。
人前では決して不平や不満を口にしなかった夫が、ある時つぶやいた言葉が忘れられません。私に支えられながら病室を移動していた時、ふと鏡に映った自分の姿を見て一言、「みじめな自分・・・」と。
働き盛りで一線を退かなくてはならない悔しさ。幼い子供たちを遺していく不安。どれほど無念であったことでしょう。明らかに「死」に向かっている夫を前に、私はかける言葉を失っていきました。
一条の光
そんな、八方ふさがりの時です。母の友人で幸福の科学会員のTさんが、私たちの状況を聞き、『太陽の法』という幸福の科学の書籍を送ってくださったのです。
何か夫を励ます言葉が見つかるかもしれないと思い、読み始めました。
「人間は、はるかむかしから、永遠の生命をもって生きております」
「人間は、心です。魂です。ですから、死んであの世にもって還れるものは、あなたがた自身の心以外にはないのです」(『太陽の法』より)
(永遠の生命? あの世? もしあの世があるとしたら、万が一、パパが亡くなっても、あの世でまた会えるってこと?)
すぐに確信は持てなかったものの、「死は永遠の別れではない」と思うと、絶望していた心が少し和らぎました。
Tさんにお礼の電話をすると、とても優しくお話ししてくださいました。「仏はいつも見守ってくださっているからね。つらいときほど、側で支えてくださっているからね」。その言葉に、どんなに勇気づけられたことでしょう。
この執着がパパを苦しめているの?
ガンの告知を受けてから1年ほど経ったある秋の日、病院へ向かう電車の中で、1枚の広告が目に留まりました。映画「太陽の法」の広告でした。
「これTさんが言ってた映画だ。観てみたいな。でも、病院に通わないといけないし、無理よね・・・」
そう思った2日後、自宅に1通の手紙が届きました。夫の元同僚の方からで、開けると、なんと映画「太陽の法」のチケットが2枚入っていたのです。
これも何かのご縁と思い、次男を連れて観に行きました。
人類の歴史を描いた壮大なストーリーに、はじめから引き込まれました。なかでも、お釈迦様が悟りを開くシーンは、今でもはっきりと心に焼きついています。
「家族を思う人間的な心であったとしても、それが執着となれば苦しみの原因となる。なにものにも執われず、小川の水のようにさらさらと流れていく境地に入っていくことだ・・・」(映画「太陽の法」より)
まるで自分のことを言われているようでした。
(「一日でも長く生きてほしい」という思い、これは私の執着なのかもしれない。この執着が、私だけでなく、パパも苦しめているのかな・・・)。
涙をこらえることができませんでした。
その後も、「もっと生きてほしい」という思いはなくなりませんでしたが、同時に、 「どうか夫の魂を救ってください」と願う気持ちが大きくなっていきました。
以下、詳細は本サイトでご覧ください。
https://happy-science.jp/info/2017/31663/
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