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幸福の科学大学 待望論  Interview 上智大学名誉教授 渡部昇一氏

2014-09-27 20:45:40 | 幸福の科学大学


幸福の科学大学 待望論



2015年の開学を目指す「幸福の科学大学(※)」。宗教的精神を持ちながら、高度な知識と技術を身につけた人材を育てたいというその理想に、国内外から多くの期待が寄せられている。

(編集部 小川佳世子、河本晴恵、山本慧、冨野勝寛)

※仮称・設置認可申請中


リバティウェブより
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8464


一部抜粋


Interview



学問の普遍性を大切に哲学は元来「幸福の科学」




上智大学名誉教授




 古来、哲学の目的は、「幸福を求める」というものであって、哲学はもともと「幸福の科学」だったのです。ですから、「人間幸福学」といえば、それは昔の哲学のことです。

 時代が下るにつれ、客観的な要素が分離して独立していったのです。デカルトやカントは、目に見えないもののことは知っていて、尊重しつつも、学問を発達させるためにあえて分離しました。

 例えば、神の存在に触れながら『幸福論』を記したヒルティも法学者でした。学問的研究と精神的な高みは両立するのです。こうした歴史的な経緯を踏まえると、幸福の科学大学の教授陣には、客観的で普遍的な学問を積み重ねて来て、それぞれの学界で認められた人材を揃えるという努力の余地があるのではないかと思います。

 私も英文学という客観的な学問を修めた立場ですが、目に見えない存在についても尊重しています。

 今後、科学技術が進歩して、例えばクローン人間が生み出せるようになれば、生命倫理の問題が出てきます。カズオ・イシグロ氏の小説には、臓器移植のために作られたクローン人間の話がありました。こうした技術の発達とともに、神学や倫理学、哲学において、人間の魂や神の存在について考えを深める必要があるでしょう。科学者であっても、倫理的な素養を身につける機会を持つことは大切だと思います。

 学問の「普遍性」を大切にして、新しい大学の設立に尽力してもらいたいと思います。(談)


渡部昇一

(わたなべ・しょういち)1930年山形県生まれ。55年上智大学大学院修士課程修了。ドイツのミュンスター大学、イギリスのオックスフォード大学に留学。哲学博士。フルブライト招聘教授。71年に上智大学教授。94年にミュンスター大学名誉哲学博士号を受ける。専門の英語学のみならず、多岐に渡る分野で言論活動を行う。『人は老いて死に、肉体は亡びても、魂は存在するのか?』(海竜社)など多数の著書があり、訳書に『自助論 上・下』(幸福の科学出版)がある。



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