【爺のニホンむかし話】その弐

桃子は、すくすく育ってな。
可愛いけどな。相撲をとったら、森ん中じゃあ。一番だとお。
マサカリかついで、熊にまたがってな。
... 子分のワン公、猫公をしたがえて、歩く姿わ
「よっ！！ニッポンいち！」だったとさ。

オバ・「ねえ、オジさん。桃子は年頃です。・いつまでも森のワンちゃん熊さんと、
　　　　　　お友達じゃあねぇ・」
オジ・「そーなんじゃ。・・ため息」
オジ・「うん！そいえば竜宮城の乙姫さんから、女中募集のメールが
　　　　きとった！」
オバ・「いいじゃ、ありませんか！可愛い子には旅ですよ！」

（つづく）