
・・・要するに、女性たちよ、性愛を楽しむことや出産には他のなにものにも代え難い充足感があって、それは健康にもとても良いことなのだから、仕事よりも女性としての身体性をよりどころにして充実した人生を送ろうよ、というのが本書の言わんとすることなのだろう。論拠とする史実に間違いがあるわけでもないし、一つの生き方の提案としてはすんなり受容できるのではないだろうか。しかし、これを読んで、「余計なお世話だ!」とむかつく女性もいるだろうことは容易に想像できるし、ましてや、おとこのわたしが三砂さんの主張するようなことを学生に吹き込んだらそれこそ大問題だろう。真性保守のエコロジカル・フェミニズムとして位置づけられる書物なのかもしれない。しかし林道義さんが女になりきって書いたような本だな。ww
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