
自らの体験談をもとに、町内会の功罪を論じる。
町内会・自治会は、たんなる自由加入の任意団体(NPO法人化することは可能)であるにもかかわらず、とある地域に住み始めたら自動的に加入させられる慣習にはわたしも辟易してきたが、任意加入であることを条件に、町内会・自治会が存在することには、地域社会の「防災福祉」機能を維持するためにも意義がある。
本書を読んで、ゆるやかなボランタリーなアソシエーションもしくはネットワークとして地縁を組み直す必要を感じさせられた。
目次
序章 町内会って入らなくてもいいの?
第1章 町内会は必要です!
第2章 町内会は要らない?
第3章 ゆるゆるな新町内会をつくってみた
第4章 町内会は今後どうしたらいい?
終章 親睦だけでもなんとかなる
地域コミュニティーは大切…でも面倒は極力避けたい…そんな建前と本音が現実になる場が、町内会・自治会。団塊Jr.世代の著者は町内会長(自治会長)をついひきうけてしまい、その仕組みと実態に驚きつつ、てんてこまいに。ちょっとした成果に充実感をえたりもしたが、最後は“つるしあげ”にあった末、一風変わった「ミニマムで楽しくラクな町内会」の創生へと至った。体験を通し、歴史や、法的な位置づけ、統計データも踏まえ、町内会・自治会の今後のあり方を提言する。
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事